2015年10月26日月曜日

安倍首相が、総額2兆円規模の経済協力を約束 トルクメニスタン国と日本企業

まるで、「逃避行」である。臨時国会を開くこともせず、海外に脱出した。そして、また、海外での「大盤振る舞い」を始めた。

安倍首相と、トルクメニスタンとのあいだで、総額2兆2000億円規模の経済協力をしていくことで、意見の一致を見た。


安倍首相に同行している記者の「報告」であるそうな。


◆ 安倍首相が、総額2兆2000億円規模の経済協力=TBS NEWS

中央アジアを歴訪している安倍総理大臣は、2番目の訪問国トルクメニスタンで首脳会談を行い、総額2兆2000億円規模の経済協力を目指すことで一致しました。深井記者の報告です。

 日本の総理大臣として初めてトルクメニスタンを訪問している安倍総理。ベルディムハメドフ大統領と顔を合わせるのは3回目で、手厚いもてなしを受けています。

これに先立つ首脳会談では、世界第4位の天然ガス埋蔵量を誇るトルクメニスタンと日本企業との間で、ガスプラント事業など総額2兆2000億円規模の経済協力の実施を目指していくことを確認しました。≫


 「経済協力」なのか、「商引き」か

「総額2兆2000億円規模の経済協力を目指すこと」で一致とは、どういうことなのか。「経済協力」という以上は、「政府」がその「お金を出す」ということなのか。

記事は、「トルクメニスタンと日本企業との間で」と書いている。そうであるなら、経済協力ということではなく、「商取引」ということになる。

そうであるのに、「「経済協力」と書く以上は、やはり、「政府のお金」(=税金)が使われる、ということでなないか。


それにしても、安保法案の審議が終わった途端に「外遊」に出るとは、あきれる。これは、「逃避行」ではないのか。

あるいは、「国会審議の疲れ」をいやすために、官邸が首相の「健康」を配慮して、計画したことではないか。

ことあるごとに、外遊に出るのは、国内での政務の疲れを癒すためとしか思えない。そして、同行の記者をはべらせ、彼らだけに、「特別情報」を流させる。

そして、国家の大事を「海外」から、発表する。

これは、自民党の稲田政調会長が、ーかっての民主党の党首のやり方を批判してー「どうして国民の生活に関わる重要なことを全部、海外で言うんですかね。しかも、サービスよろしく」といったのと、「そっくり」だ。

それ安倍首相は行っている。

自民党稲田政調会長「TPPは”日本壊国”宣言だ」 『WiLL』2012.1

なのに、自民党内からは、何の声も聞かれない。臨時国会を開かないのは、当然だという「空気」が流れている。

マスコミも、それを批判しようとはしない。この記事にあるように、まるで「安倍首相の広報誌」であるかような記事を流す。

これも、消費税の軽減税率の「適用への配慮」を期待してのことか。もし、仮にそうであれば、もう、今の日本の大手マスコミに期待することは、出来ない、ということになる。

そうであれば、日本の民主主義も、「危うい」ものとならざるえない。


(2015年10月26日)

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