2015年10月18日日曜日

プーチン大統領「年内の来日が困難な情勢」に

今頃になって、「ジタバタ」しても、遅い。
これは、安倍首相の政治的判断上の「ミス」である。
ロシアのプーチン大統領の、年内の来日が困難な情勢になっているようだ。


これまでのいきさつを考えたら、安倍首相がプーチン大統領の信頼を得られないのは、無理からぬことである。


◆ 「BIGLOBE」(「毎日」提供)の記事より
安倍政権が目指すロシアのプーチン大統領の年内の来日が困難な情勢となった。複数の日露外交筋が14日、明らかにした。北方領土問題を巡って両国の主張の隔たりが大きく、来日時に合意点を見いだす見通しが立たないためだ。日本政府は来年早期の来日に向け、協議を続ける構えだ。
菅義偉官房長官は14日の記者会見でプーチン氏の来日について「種々の要素を総合的に考慮してベストな時期を探っていきたい」と述べるにとどめた。政府関係者は「北方領土に関し、両国が受け入れられる提案をプーチン氏ができる状況ではない」と述べた。≫

◆ 安倍首相が自ら、ロシアに足を運んで、「直談判をすべき」

外交は、「ギブ&テイク」が基本だ。こんなことは、中学生でもわかる。

そうであるのに、これまでに安倍首相は、ロシアに対して、どんなことをしてきたか。自身でよく考えてみれば、分かろうというものである。

今年の5月9日に、モスクワで開かれた対独戦勝70周年記念式典では、ロシア側からの招待を断り、出席を見送った。

その一方で、4月29日には、米国の議会で演説を行い、「安保法制を夏までに成立させる」ことを約束した。

そうであるのに、ロシアのプーチン大統領が安倍首相にたいして「不信感」を持たないと思う方が、どうかしている。

今後の情勢の推移を考慮すれば、北方の島々を日本に返還すれば、ロシアにとっての安全保障上の脅威が増す、と判断しても無理はない。

「安保法」が出来たことで、「自衛隊が米軍の支配下」に置かれることになった。ロシアは、当然、そういう判断をくだしていることだろう。

そうであれば、ロシアが、返還交渉を渋るのは、当然だ。

しかも、これまで、安倍首相は、米国に遠慮して、「ロシア」の国連での立場を尊重してこなかった。

ロシアの政策にことごとく、反対を表明してきた。

であるのに、自分の都合だけを優先して、プーチン大統領に「日本に来てくれ」と要求するのは、「虫がよすぎる」というものである。

「二兎を追う者は、一兎をも得ず」とは、古来よりの、習わしである。
昔の人は、やはり偉かった、というべきか。


こんな時こそ、安倍首相は田中角栄を見習うべきだ。

安倍首相が自ら、ロシアに足を運んで、「直談判をすべき」である。
それ以外に、この問題が進展する道は、ないであろう。

(2015年10月18日) 

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