2015年10月25日日曜日

今頃言って何になる。「自民山本一太議員が“今後、安倍政権は丁寧な国会運営”をすべき」

安倍首相は、いかなる「反応」を示すのであろうか。
「漠然とした不安」を消し去ることが出来ないのだろう。安倍首相のお友達、自民党の山本一太議員が、「今後は、安倍政権は丁寧な国会運営を心がける必要がある」という苦言を、自身のブログに書き込んだ。

何かと「物議を醸し出す事」が多い、自民党議員のブログであるが、安倍首相の「再側近」といわれる山本議員の書き込みである。



 安倍政権は丁寧な国会運営を心がける必要=山本一太議員

≪自民党の山本一太元沖縄北方担当大臣(参議院議員)がブログで「来年7月の参院選挙が終わるまで(もちろんその後も)、安倍政権は丁寧な国会運営を心がける必要がある。
 けっして傲慢になってはならない。ましてや、来年の通常国会で有権者の反対が強い法案を強引に成立されるようなことは断じてやるべきではない」と選挙戦略最優先と受け取れそうな「有権者の反対が強い法案を強引に成立されるようなことは断じてやるべきではない」と正論を書き込んだ。≫

 「一騎打ち」になれば厳しい選挙に

山本議員は「内閣支持率が高くても、選挙区の反応は思った以上に厳しい。来夏の参院選挙はけっして楽観出来ない。最大野党の民主党が全ての1人区に候補者を揃え、かつ共産党が公認候補を擁立しなかったとすれば、自民党は厳しい戦いを強いられるだろう」とも、書き込んでいるようだ。(同上)


与党と野党が、一騎打ちになれば厳しい選挙になる、(山本氏が)観ていると思われる、と記事は言う。

だが、果たしてそうなるかどうかは、「フタ」を開けてみなければ、わからない。
とくに、民主党の岡田代表の「煮え切らない」態度を観ていると、そう思える。

他のことでは、「執行部に一任されている」と強気の言葉をいう岡田氏も、共産党との関係では、「消極的」だ。

「弱気」というような感じではなく、「怯えている」と言ったほうがいいかもしれない。一体何に岡田氏が「怯えている」のか解らない。それほど、自信がないのであろうか。


 山本議員の「漠然とした不安」は

記事は、また、次のような書き込みを紹介している。

「あるベテラン記者が『一太さん。確かに内閣支持率が大きく上がるような要素は見当たらない。でも、4割の人が安倍総理を支持しています。何より、今の野党があまりに脆弱ですよ。何やかんや言っても、来年7月の参院選挙は大丈夫じゃないですかねえ。』と言った」と書き込んだうえで「野党があまりに弱いのは事実だ」と認めながらも「なぜだろう?来夏の選挙で『参院の構図がガラッと変わる』予感が頭を離れない

「4割の人が安倍総理を支持しています。何より、今の野党があまりに脆弱ですよ。」というのは、残念ながら、「事実にちかい」だろう。

だが、そうとばかりは言えない「事実」もある。それは、今年の9月に行われた山形市長選での経験だ。

結果は、「野党共同の推薦者」が敗れはしたが、相手候補をギリギリまで、追い込んだ。

この経験」を活かすことができれば「今の野党があまりに脆弱ですよ」といって、のんびりと構えていたら、「ほぞをかむこと」になるだろう。

「なぜだろう?来夏の選挙で『参院の構図がガラッと変わる』予感が頭を離れない」という山本氏の「漠然とした不安」は、「現実」になるかもしれない。

それには、何よりも、民主党が「しっかり」とすることである。

(2015年10月25日)