2015年10月21日水曜日

第三者委員会を設置「クラス全員でイジメ」 和歌山

少し前から、気になっていた記事である。
時間が空きすぎないうちに、コメントをしておきたい。
小学校で、6年の男児2人が、クラスのほぼ全員から、「イジメ」を受けていた。

そこで、町の教育委員会が、第三者調査会を設置した。



 「産経新聞」の記事から

和歌山県かつらぎ町の小学校で、6年の男児2人が複数の同級生からいじめを受けていたことがわかり、事態を重く見た町教委は、弁護士や大学教授ら4人でつくる第三者調査委員会を設置し、町内で12日、初会合を開いた。うち1人は昨年11月から不登校の状態が続いており、町教委は「男児が早く登校できるよう、原因究明と再発防止に努めたい」と話している。

 町教委などによると、男児は小学4年だった平成25年ごろから複数の児童に腹を蹴られたり、悪口を言われるなどのいじめをしつこく受けた。翌26年3月、男児の保護者が学校側に訴えて発覚した。

 学校側は担任とは別の教員を見守り役として教室に配置するなどの対策を講じたが、休み時間中にトイレの用具入れに閉じ込められるなど、いじめが止まなかったため、男児は吐くなどの体調不良に陥り、11月以降は不登校の状態が続いている。


 責任は、学校と教育委員会にある
 
驚くべきことには、このイジメに「クラスのほとんどの児童」が関わっていたというのである。さらには、「7月ごろには別の男児へのいじめ」も、発生した、ようだ。

これでは、「イジメ」学級、そのものである。

担任と、もう一人の教員をはいしても、「イジメ」を止めることが出来な駆った、などということは、二重の驚きである。

なぜ、教員が二人もいたのに、イジメが続いたのか。
「指導が徹底していなかった」としか、思えない。

一体、どういう指導を行っていたのか。

この記事では、学校長の話などは、一切出ていない。
校長は、どう思っていたのか。

第三者調査委員会を設置するのはよいとして、まずは、学校において「原因や、指導の仕方などについて、真剣に検討をすることが、大前提であろう。

そうでなければ、「他人任せ」では、根本的な解決に至ることはないだろう。
再び、同じようなことが起きる可能性が大きいと言わざる得ない。


この児童を登校させる事は、もう無理であろう。
学校の校門をくぐっただけで、「イジメられた記憶」がよみがえり、足が「すくむ」に違いない。

もう、登校させることは諦めて、自宅での「個別指導」に切り替えるべきだろう。

それは、学校の責任であり、教育委員会の責任でもある。
それにして、教育委員会は今まで、一体何をしていたのか。

それも、不思議なことである。


(2015年10月21日)

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