2015年10月21日水曜日

TPPに影響か、「野党の自由党が、圧倒的な差で政権復帰」 カナダ

「チャレンジ」をしたのは、国民であった。そういえるであろう。
また、これは、TPPへも大きな影響がでるだろう。
カナダの総選挙で、野党の自由党が、与党に圧倒的な差をつけて政権についた。その党首のジャスティン・トルドー氏は、まだ43の若さだ。

カナダの国民は、「勇気」をもって、自らの歴史を作り上げていこうとしている。


 「CNN」の記事から
≪  19日投開票のカナダの総選挙(定数338)は、野党・自由党が単独で過半数を確保し、圧勝する見通しとなった。2006年から政権を担ってきた保守党のスティーブン・ハーパー首相は、同日夜に敗北宣言した。自由党は同日深夜までの開票で184議席を獲得し、過半数の170議席を大幅に上回った。
一方、保守党が確保したのは99議席。与党から野党第1党へ転落する見通しだ。
これまで野党第1党だった新民主党も44議席と、大幅に議席を減らしている。
自由党のジャスティン・トルドー党首(43)は20日未明、オタワ市内で支持者らを前に勝利を宣言。「今夜歴史を作ったのは私ではなく、皆さんだ」と語った。

 乗るべき「バス」は、「カナダのバス」

トルドー氏は、自由党の勝利について、同党が「人々の声に耳を傾けてきたからだ」と述べている。

其の上で、「我々は希望によって恐怖に打ち勝ち、精進で不信感に打ち勝ち、前向きのビジョンによって暗く敵対的な政略に打ち勝った」

「そして何よりも、カナダ国民はじり貧所状態に甘んじるしかないという風潮に打ち勝った。皆さん、我が国カナダにはより良い未来が待っているのだ」と宣言した。

すばらしい。

この「勝利宣言」を聞いただけでも、トルドー氏の「人格」が解る。
信頼に値する人物である事が解る。


世界は、動いている。
こう思わざるを得ない。

それにつけても、わが日本の指導者の「貧困さ」は、どうだ。
目も当てられない状況にある。

政権与党の議員は、次の選挙での推薦欲しさに、党内で「異論」を唱えることさえ出来ずにいる。

連立を組む片割れは、「連立」を維持することだけに「汲々」として、自党の支持者はおろか、国民の声に「ガン」として、耳を傾けようとはしない。

総裁になりたい一心の最高司令官は、そのためには、手段を選ばず、相手を蹴落とした。しかも、姑息な手段を用いて。

憲法を無視し、法律の安定性を無視した。これでは、日本の国民に、「法律など、あって無い」ものである、と宣言したに等しい。

日本の社会に混乱をもたらした、その「張本人」が、「私が日本の最高指揮官だ」と称する人物であるとは、お釈迦様・・・・・・。

これで、TPPの行方が、「不透明」になってきた。

「バスに乗り遅れるな」というのなら、今、乗るべき「バス」は、「カナダのバス」である。

(2015年10月21日)

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