2015年10月21日水曜日

フクイチ「ホットスポットがある国道6号を清掃活動で、波紋」

最近、このサイトの記事に注目している。
「週プレNEWS」というサイトのことである。
記事の内容は、「フクイチ」影響による放射線量が高いホットスポットがあちこちにある中で、国道6号線を、地元の子供たちらが、清掃する活動をした。
その「ボランティア活動」が、全国的に波紋を呼んでいる。

「ボランティア活動」に対して、反対運動が起きるということ自体が、珍しい。
しかも、全国から起こっているのだという。


 「週プレNEWS」(=アメバーニュース)の記事より
福島の国道6号線を、地元の子供たちを含むボランティアで清掃する活動が波紋を呼んでいる。 
福島第一原発周辺の“6国”といえば、地域が放射性物質で汚染されたことから原発事故後に通行制限が行なわれ、昨年9月に全面解除されたばかり。 
まだ放射線量が高いホットスポットがあちこちにある環境で、わざわざ子供たちにゴミ拾いをさせるのは危険だと全国から反対運動が湧き起こった。 
だが、主催者側は予定通り10月10日に清掃活動を実施し、中高生を含む1千人以上が参加。このボランティア活動国交省や地元自治体、東電などが後援や協賛し、地元紙は反対運動のことは一切無視。ただただ街をきれいにする美談として報じている。≫

◆ 「ボランティア活動」で済ますことは、行政の怠慢

まったく、日本人というのは、何という「お人よし」なのだ。
これが美談なら、「美談が驚いて、逃げ出す」ことだろう。

「ボランティア活動は国交省や地元自治体、東電などが後援や協賛」と聞いただけで、「胡散くさい」活動であるという事が解る。

そんなに、「清掃活動」をしたいのなら、「国交省や地元自治体、東電」の職員が、率先をして、ゴミ拾いをすればいい。

毎日、毎日、掃除をすればいい。

この「汚れたごみ」を出した当事者は、「国交省や地元自治体、東電」であるからだ。

まして、それを「美談」に仕上げるなど、言語道断の行いである。

若い世代に、一番、放射能の影響を受けやすい世代に、「ボランティア活動」の美名のもとに、このような活動をやらせるとは、許せない。


主催者代表の西本由美子氏は、「活動を復活するために本当にいろいろなご意見があったが、ひとつずつ考えようと思う」とのべたという。

「冗談も休み休みに言え」といいたい。
「ひとつずつ考え」ているうちにも、子供たちは、「被ばく」しているのだ。

どう責任を取るのだ。
彼らの人生の、責任を取ることが出来るのか、といいたい。


来賓で訪れた自民党福島県議の吉田栄光氏、「様々なご意見があると思うが、子供たちと同じ場所に立っていたいと思う」だ。

そもそも、ただの「ボランティア活動」になぜ、来賓がいる。
これだけでも、この活動が、「仕組まれた」ものであるということが解る。


日本人は、我々は、何でも「ボランティア活動」で済ませようとすること自体が、行政の怠慢であるということを、そろそろ、気が付くべき時期に来ている。

 (2015年10月21日)

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