2014年8月4日月曜日

ただ一人でヒッチハイクする(人工頭脳搭載)ロボット。カナダ約6400キロを横断する旅に挑戦中。

ガザでの悲惨な状況が続く中で、ほのぼのとするニュースが、報じられた。



1) CNN が報じた記事より__

(人工頭脳搭載)ロボット君(さん?)が、ただ一人で、ヒッチハイクしながら、カナダの約6400キロを横断する旅に挑んでいる、という記事である。説明はいらないと思う。


 『バケツの胴体に人工知能や音声認識などの機能を詰め込んだロボットが、単独でヒッチハイクしながらカナダの約6400キロを横断する旅に挑んでいる。

このロボット「ヒッチBOT」は7月28日に同国南東部ノバスコシア州ハリファックス郊外の道路に置かれ、8月1日にはトロント西部に到達。

大陸を横断して西部ブリティッシュコロンビア州のビクトリアを目指す。

ロボットはバケツの胴体から水泳遊具の腕と脚が伸び、ケーキ保存容器をかぶせた顔にはLEDパネルの笑顔が浮かぶ。手には黄色い手袋、足にはゴム長靴をはめ、内部にはタブレットパソコンと電気部品を搭載。部品代は合計で1000ドル(10万円)ほどしかかかっていない。・・・

このプロジェクトは同国マクマスター大学のデービッド・ハリス・スミス教授とライアソン大学のフラウケ・ゼラー教授が、パフォーマンスアートとソーシャル実験の目的で企画した。

実験の狙いは、「ロボットは人間を信頼できるか」を究明することにある。
これまでの結果を見る限り、人間は信頼できると言えそうだ。

若い男性3人はヒッチBOTを車に同乗させ、縫いぐるみをプレゼントしたり、ネジや潤滑油などの「食事」を与えたりした。雨に濡れないようにとレインコートを着せてくれたカップルも。それぞれが車のシガーソケットにロボットをつないで充電してくれた。・・





音声認識機能を使って簡単な質問に答えたり、インターネットから情報を引き出しながらちょっとした会話を交わすことも可能・・・

車に乗せた人間は専用サイトをチェックするよう求められ、交通量の多い道路上ではなく休憩所やガソリンスタンドで降ろすようにといった指示を受ける。

旅の行程はGPSを使って記録し、内蔵のカメラで30分ごとに撮影した写真をインターネットに投稿。


出会った人たちと交わした会話は相手の許可を得た上で、音声日記として記録できる。・・』(CNN 8/4)
http://www.cnn.co.jp/fringe/35051837-3.html



『実験の狙いは、「ロボットは人間を信頼できるか」を究明することにある。』
「これまでの結果を見る限り、人間は信頼できると言えそうだ。」
と記事は、書いている。

しかし、この実験は、ロボットの性能を試すのではない。
人間の「愛情」「寛容さ」を試す実験である、と言えそうだ。

何処の国でも、高齢化社会が、問題となっている。
ひとり暮らしの「老人」が増えている。

もし、この実験が成功すれば、一人暮らしの「老人」への最高のプレゼントになる事であろう、と思う。

ロボット君が、無事、横断に成功する事を祈る。

(2014/8/4)