2014年8月19日火曜日

最適な睡眠時間は、8時間ではなく、7時間。健康を保つコツ。

彼?も、夢を見るのだろうか。
現代に生きる我々は、過去の人々__例えば、クロマニョン人__と比べて、どれほど「進化」したと言えるのだろうか。


1)   WSJ  が載せた記事より__

面白い記事を見つけた。
睡眠に関する記事である。

正確には、睡眠時間に関する記事のこと。



『睡眠時間は実際どのくらい必要なのだろうか?


 一般的に健康な成人には一晩に79時間の睡眠が勧められている。ただ、睡眠を研究する科学者たちによると、最近の多くの研究成果を踏まえ、米国人の平均睡眠時間が減っている傾向を反映した新たな指針が必要だという。
認識や健康に関わる一定の基準からすると、最適な睡眠時間は長い間考えられていた8時間ではなく、7時間だということが複数の研究で明らかになっている。ただ、多くの医師がこの結果に疑問を呈している。
 最近の他の研究によると、一晩ぐっすり眠るのをたとえ20分でも短縮すると、翌日の活動能力や記憶力が損なわれるという。また睡眠が少な過ぎるだけでなく、多過ぎることも、糖尿病や肥満、心疾患といった健康上の問題や死亡率の高さと関連していることが分かってきた。
 アリゾナ州立大学フェニックスで寝過ぎの影響について研究しているショーン・ヤングステッド教授は「死亡率と罹患(りかん)率は7時間(の睡眠)で最低水準にある。8時間以上は有害だと一貫して示されている」と話す。・・・
カリフォルニア大学サンディエゴ校のダニエル・F・クリプキ名誉教授(精神医学)は6年間にわたって、大規模ながん研究に参加した110万人に関するデータを分析した。
睡眠時間が6.57.4時間と回答した人々は、睡眠時間がそれよりも短いか長かった人々よりも死亡率が低かった02年に総合精神医学文書で公表されたこの研究では、薬を含む32の健康要因が調整されている。・・・』( WSJ 7/24)
2) 何故か、8時間にこだわる。特に、考えたことはないのだが
最近は、「歳のせいか」、睡眠が不規則になって来た。
トータルでは、8時間ほど取っておりことに成るが、途中で、何回か、目が覚める。

遅い時間帯でも、早い時間帯に、床に入っても、同じである。
早いときは、2時間ぐらいで、目が覚める。

トイレに立って、元に戻るが、眠れない。そのまま横になっていても、疲れは、取れるだろうと思うので、布団の中にいる。

が、せいぜい、30分が限度である。
起きだしてきて、パソコンに向かう。

「難しい本」でも読むといい__眠くなってくるだろう__と思うのだが、何故か読む気にはなれない。
不思議だ。

そんなわけで、多いときは、3回ぐらいの仮眠で、8時間を確保する、という状態になる時もある。何故か、8時間にこだわる。特に、考えたことはないのだが。

随分前に、「4時間睡眠」を実践されている人の本を読んだことがある。私もやってみたが、3日と持たなかった。

それ以来、普通に眠ることが良い、と考えるようになった。

3) 睡眠が重要な理由は、主に、頭(頭脳)を休ませるため

人間にとって睡眠が重要な理由は、主に、頭(頭脳)を休ませるためだといわれる。もちろん、身体も、休ませる必要があるのも、当然だ。

児島襄の書いた戦史ものを読むと、__睡眠について__面白いことが書いてある。

日中戦争のことである。戦闘が終わって、移動する。
戦闘は、昼間とは限らない。

また、昼間に始まっても、「暗くなると止める」という約束事が、あるわけでもない。

だから、連続して、30時間ぐらい、戦闘が続くことがある。
そして、戦闘に勝利すると、目的地をめざす。
もちろん、歩いての移動である。

この時、眠りながら、歩く事があるというのだ。
「はっ」として、気がつくと、中国兵が、__軍服で分かるのだ__並んで歩いていたりすることがある、のだという話を書いている。

そうすると、やはり、人間は、脳が眠っていても、身体を動かすことが出来るのかもしれない。

人間が、眠る目的は、脳の休息にあるのかもしれない。
そうだとすると、学童期にある子供らには、十分な睡眠が必要だという事になる。

現代は、子供にとっては、眠りを妨げるものが多すぎる。
だから、遅くまで起きていることになる。

それでは、脳は、十分には休息できない。
いきおい、授業中に、「睡眠をとる」ことになる。

これでは、教育効果は上がるまい、と思う。

(2014/8/19)