2014年8月26日火曜日

自民党の石破現幹事長が、安全保障法制担当相の要請を辞退。幹事長留任への意向を明言。

ようやく、本音を明らかにした。

1) 時事ドットコム の記事より__

石破茂幹事長が、安全保障法制担当相を辞退する意向を明言した。
石破氏は、かねてから、安倍首相より、安全保障法制担当相への就任を__日っきりとしたことは解らないが__打診されていた。









『自民党の石破茂幹事長は25日のTBSラジオの番組で、安倍晋三首相から就任を打診された安全保障法制担当相について「首相と100%(考えが)一緒という人が(国会で)答えるのが一番いい」と述べ、辞退する意向を明言した。

また、幹事長続投を希望することも表明。首相は近く、石破氏と会談して安保相を改めて打診するとみられるが、調整は難航しそうだ。

 石破氏は、集団的自衛権行使を含む安全保障政策を包括的に規定する「国家安全保障基本法」の制定を唱えているが、首相は慎重な立場を崩していない。

25日の番組で石破氏は「(首相答弁に)そこは違うと一言でも言ったら国会は止まってしまう」と述べ、入閣して首相の安保政策を支えることには消極的な考えを示唆した。

 また、来春の統一地方選に関し「きちんと勝てるようにしていくことを私としてはやりたい」と語り、幹事長として陣頭指揮に当たることに意欲を示した。』(時事ドットコム 8/25)

2) もともとは、事実関係は、確かではない。

安倍首相は、安全保障法制担当相の人選については、かねてより、「丁寧にわかりやすく説明できる能力を持った方」として、石破氏の就任への要請を示唆していた。

だが、事実関係は、確かではない。

毎日の事では、__例の、通りの__「関係者によると」という書き方であり、
安倍氏と、石破氏が、直接にあって、意見を交わした、とは、記事は、書いてはいない。

いわば、憶測の域を出ない。
「安倍首相が、石破氏に、安保相を要請」という話が、独り歩きしている感がある。

関係者によると、首相は今月下旬、石破氏に対し「安保をやるなら石破さんしかいない」との考えを伝えたという。ただ、首相は「これから来春の統一地方選などがあり、地方を歩けるのは石破さんしかいないと思う」とも述べるなど、幹事長続投も考慮する発言もしており、打診には石破氏の意向を探る意味もあったとみられる。』(毎日新聞)

3) 石破氏の考えが、変わったのは、ここ2・3日の事であろう

一方で、石破氏は、これまでは、「正式の要請があれば、どんな役職でもお受けする」と述べていた。
ただし、これも、「腹の探り合い」の上の言葉であったのかもしれない。

それが、証拠には、今日になって、石破氏が、「安保相を要請されても」受けないと明言した。

ただし、これまでの一連の石破氏の発言を、「すべて、出まかせ」と判断するのは、間違いであろう。

私が思うに、石破氏の、「正式の要請があれば、どんな役職でもお受けする」とい話は、「まったくのウソ」とは、思えない。

その考えが、変わったのは、ここ2・3日の事である、と思う。
では、何が石破氏の考えを変えたのか。

それは、広島の災害に関係があると思われる。
石破氏は、広島の災害に関する安倍首相の対応を見て、「これは、ダメだ」と、判断するに至った、のではないかと思えるのだ。

これでは、もう、安倍政権が持たない、と判断したのではないか。
それがスグではなくても、早晩、起こる事、と判断したのではないかと思うのである。

もちろん、これは、素人判断ではある。
だが、もし、このように石破氏が「判断したのでなかった」としたら、それも、問題がある。

今までであれば、「内閣のひとつやふたつ」が吹き飛んでいても、おかしくはない出来事なのである。

        ≪関連サイト案内≫

*”自民・石破幹事長、安保相就任は辞退を明言、幹事長続投へ意欲”=FNN
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00275324.html
  ◆  動画もあります。 (2014/8/26)