産経ニュースは、オバマ氏を支持の記事を掲載した。
「イスラム国」側のことは、何一つ、顧みようとはしない。
『米国がイラク北部で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」拠点に対する限定的な空爆の実施に踏み切った。
「イスラム国」側のことは、何一つ、顧みようとはしない。
1) 産経ニュース が報じた記事より__
米国がイラク北部で、「イスラム国」拠点に対する限定的な空爆の実施に踏み切った。
米国が、再び、イラクに足をふみ入れることになった。
そのことに関して、産経ニュ―スは、肯定的な記事を載せた。
オバマ賛辞とも取れる記事である。
このような社説は、他にはない。
米国がイラク北部で、「イスラム国」拠点に対する限定的な空爆の実施に踏み切った。
米国が、再び、イラクに足をふみ入れることになった。
そのことに関して、産経ニュ―スは、肯定的な記事を載せた。
オバマ賛辞とも取れる記事である。
このような社説は、他にはない。
イラクとシリアの国境にまたがる地域を支配し、周辺国を含め侵攻拡大をうかがう同組織は中東全体の脅威であり、座視できない。空爆はイラク政府が要請していたもので、正当な軍事行動である。
「イスラム国」は6月上旬、イラク第2の都市モスルを制圧し、首都バグダッドに向け進撃した。最近は、北部クルド人自治区への圧力を強めていた。
迫害を逃れたクルド民族の少数派住民約4万人が山頂に追い詰められ、孤立した。オバマ米大統領が「見て見ぬふりはできない」と介入を決断したのは当然だ。
自治区中心都市アルビルには米兵、米外交官がおり、大統領は国民保護も目的に挙げた。
「イスラム国」は、拘束・殺害したイラク政府軍兵士らの写真をネット上で公開したり、クルド民族の女性多数を拉致したりするなど、極めて残虐な集団だ。他宗教・宗派の弾圧や、イスラム国家樹立宣言など、国際秩序の破壊は決して許されない。
オバマ大統領は地上部隊の派遣は否定している。空爆を後押しにイラク政府軍、クルド部隊が攻勢に転じることが期待される。
米国主導のイラク戦争は、サダム・フセイン長期独裁政権を打倒した。フセイン後のイラクに待っていたのが混乱であってはならない。米国は、イラクの平和と安定に相応の役割を担うべきだ。
オバマ大統領は米軍にも多大な犠牲を強いたイラク戦争の「終結」を自身の実績だとしているが、今後もできることを躊躇(ちゅうちょ)してはならない。
空爆承認の声明で大統領は「唯一の永続的な解決策は、イラク各勢力の和解だ」とも述べた。国内の対立解消なくして、イラクの安定はあり得ない。
多数派のシーア派を支持基盤とするイラクのマリキ首相は、スンニ派など少数派を冷遇し、宗教対立を悪化させた。スンニ派住民の一部が政府より「イスラム国」を受け入れたことも事実で、過激組織に付け入る隙を与えた。
4月のイラク議会選後、次期首相選びが難航している。イラク各勢力は危機の今こそ新政権作りで協力し、過激組織に対して団結すべきだ。』
(産経ニュース 8/10)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140810/amr14081003230003-
n2.htm
2) 米軍こそ、まれにみる残虐な集団
記事は、「イスラム国」が、「中東全体の脅威であり、座視」することが、できない。
米軍による、空爆は「イラク政府が要請していたもので、正当な軍事行動」だ、という。
『オバマ米大統領が「見て見ぬふりはできない」と介入を決断したのは当然だ。』とも書いている。
また、「米兵、米外交官がおり、大統領は国民保護も目的に挙げた」と書くが、それは間違いである。オバマ米大統領は、下黒人の保護が目的だ、とはっきりと述べている。
ところが、オバマ大統領が、イラクからの撤退を公約として、選挙に出たことは、書いていない。
「イスラム国」は、極めて残虐な集団だという。
ならば、米軍は、イラクで何をした。
劣化ウラン弾を使い、イラク人を、違法な方法で、虐殺したではないか。
大量破壊壁兵器を持っていると「でっち上げ」、イラクに侵略していったのは、米国ではないか。
米軍こそ、まれにみる残虐な集団である。
「国際秩序の破壊」をしているのは、産経が擁護しようとしている米国の方だ。
米国こそが、中東に混乱を持ち込んでいる。
だから、その米国が、「イラクの平和と安定に相応の役割を担う」ことなど、到底出来はしない。
「国内の対立解消」して、「イラクの安定」を取り戻すのは、米国の役目ではない。
米国こそ、中東から手を引くべきだ。
そうしてこそ、初めて、イラクの安定が取り戻せる。
3) 内戦の解決を、他国に依頼して、安定的な政権は出来ない
もし、仮に、介入するにしてもそれは、国連が介入することで、解決すべきことであるだろう。上手く、いくとも思えないが・・・。
内戦の解決を、他国に依頼して、安定的な政権を維持できた国はない。
そんな政権は、裏切者とののしられるだけの事である。
元々、マリキ政権が、米国の後ろ盾を頼りに政権の維持を図ってきたことが、問題を複雑にしているのである。
まずは、米国と手を切ることから始めるべきであろう。
話は、それからの事であろう、と思う。
≪関連サイト案内≫
*”米調査団がイラク北部の山中に、少数派数千人が動けず”=CNN
http://www.cnn.co.jp/world/35052355.html
<数万人規模と言われていたが、実際には、数千人規模であった。米国のいつのも手だ>
(2014/8/14)
n2.htm
2) 米軍こそ、まれにみる残虐な集団
記事は、「イスラム国」が、「中東全体の脅威であり、座視」することが、できない。
米軍による、空爆は「イラク政府が要請していたもので、正当な軍事行動」だ、という。
『オバマ米大統領が「見て見ぬふりはできない」と介入を決断したのは当然だ。』とも書いている。
また、「米兵、米外交官がおり、大統領は国民保護も目的に挙げた」と書くが、それは間違いである。オバマ米大統領は、下黒人の保護が目的だ、とはっきりと述べている。
ところが、オバマ大統領が、イラクからの撤退を公約として、選挙に出たことは、書いていない。
「イスラム国」は、極めて残虐な集団だという。
ならば、米軍は、イラクで何をした。
劣化ウラン弾を使い、イラク人を、違法な方法で、虐殺したではないか。
大量破壊壁兵器を持っていると「でっち上げ」、イラクに侵略していったのは、米国ではないか。
米軍こそ、まれにみる残虐な集団である。
「国際秩序の破壊」をしているのは、産経が擁護しようとしている米国の方だ。
米国こそが、中東に混乱を持ち込んでいる。
だから、その米国が、「イラクの平和と安定に相応の役割を担う」ことなど、到底出来はしない。
「国内の対立解消」して、「イラクの安定」を取り戻すのは、米国の役目ではない。
米国こそ、中東から手を引くべきだ。
そうしてこそ、初めて、イラクの安定が取り戻せる。
3) 内戦の解決を、他国に依頼して、安定的な政権は出来ない
もし、仮に、介入するにしてもそれは、国連が介入することで、解決すべきことであるだろう。上手く、いくとも思えないが・・・。
内戦の解決を、他国に依頼して、安定的な政権を維持できた国はない。
そんな政権は、裏切者とののしられるだけの事である。
元々、マリキ政権が、米国の後ろ盾を頼りに政権の維持を図ってきたことが、問題を複雑にしているのである。
まずは、米国と手を切ることから始めるべきであろう。
話は、それからの事であろう、と思う。
≪関連サイト案内≫
*”米調査団がイラク北部の山中に、少数派数千人が動けず”=CNN
http://www.cnn.co.jp/world/35052355.html
<数万人規模と言われていたが、実際には、数千人規模であった。米国のいつのも手だ>
(2014/8/14)