2014年8月11日月曜日

LS:佐世保市の女子高生殺人事件の容疑者。医療施設に身柄を移送し鑑定留置された。

これで、あとは、お定まりのコースを通ることになるであろう。
被害者の家族にとっては、二重の苦痛を味わうことになる。


 [ 47ニュース ]が、報じた記事より__

佐世保市の女子高生殺人事件の、容疑者の女子高生が、医療施設に身柄を移送され、鑑定留置された。

「長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件で、長崎地検佐世保支部は11日、殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)を精神鑑定するため、医療施設に身柄を移送し鑑定留置した。今後、鑑定医が事件当時の少女の精神状態や刑事責任能力などを調べる。


 捜査関係者らによると、鑑定留置の期間は11月10日までの3カ月間。少女はこれまで佐世保署に勾留され、今月17日に勾留満期を迎える予定だったが、鑑定留置に伴い勾留をいったん停止する。

 県警などによると、少女は小学6年の時に同級生の給食に異物を混入するなど問題行動があったほか、今年3月には父親をバットで殴打した。」
(47ニュース 8/11)

 「精神に異常がある」となれば、無罪という事になる。

医療施設で、__「結構な待遇」を受けながら__今後は、精神鑑定などが行われることになっている。
つまり、「精神に異常がある」かどうかを調べる訳だ。

「精神に異常がある」となれば、無罪という事になる。
精神が、攪乱状態にあった。
従って、責任能力がない。

刑法は、その第39条で、新進喪失の行為は、罰しない、と規定している。
だから、無罪になる可能性がある。

 [ 産経ニュース ] の記事

記事は、次のように解説している。

『 少年法の規定によって少年の送致を受けた家裁は、重大事件であれば通常、心身の状況を調べるため「観護措置」を決定。元大阪家裁総括主任家裁調査官で京都ノートルダム女子大の藤川洋子教授(犯罪心理学)は「否認事件でなければ、重大事件であっても観護措置の期間は4週間が一般的」とし、佐世保の事件も同様とみる。・・・
観護措置が決まれば、心理学や教育学などに通じた家裁の調査官が、本人の性格や家庭の状況、成育環境などを調査する。

 調査を経て、家裁は少年審判を開き、逆送▽少年院への送致▽在宅での保護観察▽成人の無罪にあたる不処分-などを決定。逆送されれば公開の裁判が開かれる。16歳以上の少年による殺人事件であれば原則、逆送だが、佐世保の少女は犯行当時15歳だった。・・』(産経ニュース 8/2)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140802/waf14080200180005-n1.htm

 成人の無罪にあたる不処分」の可能性が大きい。

そうでないと__正常な状態で、青のような行為を行ったとなると__世間への影響が大きい。

第一、長崎の教育委員会が行った「命を大切にする」教育は、まったく、無意味であった、という事になる。
過去に、長崎では、二つの、未成年による殺人事件が起きている。

佐世保小6女児同級生殺人事件。2003年7月1日に起きた。
長崎男児誘拐事件。2004年6月1日に起きた。

だから今回で、「三度目の正直」__あまり、適当な比喩ではないが__ということになる。
余りに、影響が大き過ぎるのである。
鑑定留置は、口実だろう。

3か月のすれば、当事者はそうはいかないが、__少なくとも__世間は忘れる。
ひっそりと、世に出てくることになるだろう。

(2014/8/11)