2014年8月30日土曜日

米軍機「オスプレイ」の定期整備拠点として、陸上自衛隊木更津駐屯地の使用か。

自衛隊の基地を米軍が、共同使用する事に成る。
これは、自衛隊が、米軍と一体化する事に他ならない。
これでいいのか、疑問だ。


1) 東京新聞 の記事より__。

垂直離着陸輸送機オスプレイ)の定期整備拠点として、陸上自衛隊木更津駐屯地の使用を、政府内で検討している事が分った。

記事は、「木更津市に定期整備拠点が設置されれば、首都圏の空をオスプレイが飛行する機会が増える可能性がある」と書いている。


『米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)に配備されている垂直離着陸輸送機オスプレイ二十四機の定期整備拠点として、陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)が政府内で検討されていることが二十八日分かった。

オスプレイは首都圏周辺への飛来が増えており、木更津市に定期整備拠点が設置されれば、首都圏の空をオスプレイが飛行する機会が増える可能性がある。

 定期整備は日常的に行う点検と違い、数年に一回、機体を整備施設に移動させて行う。普天間飛行場には本格的な設備はなく、米海兵隊は新たに拠点を整備する方針。・・・・

 一方、木更津駐屯地は東京湾に面して米軍と陸自が共同使用している施設で、住宅地上空を飛ばずに離着陸できる立地条件を備えていることが整備拠点候補となる理由となった。』(東京新聞 8/29)


2) 日本の空を、戦闘機やオスプレイなどが、頻繁に飛び交う事に

米軍普天間(ふてんま)基地の、代替施設としての辺野古の基地の整備が、まだ完成していない。

痺れを切らした米軍は、岩国基地への移転を考えたようだ。
先日、KC-130(オスプレイ)15機が、普天間からの移転を終えた、と報じられた。

さらには、今後、この米軍岩国基地は、在日米軍の一大拠点へと変貌する事になりそうだ。
厚木から、59機の戦闘機の移転・配備が予定されている。
最終的には、150機の戦闘機、空輸機が、配備されることになっている。

米軍は、今後、日本国内での、自衛隊との共同訓練を計画しており、日本の空を、戦闘機やオスプレイなどが、頻繁に飛び交う事に成りそうである。

安倍政権が、集団的自衛権の行使容認の閣議決定をしたことで、拍車が、一層をかかることになるだろう。
やがては、在日米軍と自衛隊は、何の制限もなしに、日本の空で、共同訓練ができることになるだろう。

佐賀空港―岩国基地―木更津―北海道大演習場を結ぶ線が、つながった。
日本列島を縦断しての、日米共同訓練の作戦が、予定されているように、私には思える。

だから、今後沖縄の米軍基地は、その役目を縮小されていくことであろう。

もちろん、中国軍を封じ込めておくためには、ー中国軍が太平洋に出ていくのを阻止するためにはー沖縄は、依然として、重要な基地であり続ける事だろう。

沖縄は、ちょうど、ー中国軍が太平洋に出ていこうとするーその真ん中に、立ちはだかるように、位置しているからだ。
中国軍が、沖縄の米軍基地を煙たがることは、良く解る。

どちらにしても、これから、日本の国民は、全国的な規模で、自分たちの頭の上を、米軍機や自衛隊機が飛び交うのを、頻繁に、目にする事に成りそうである。

            ≪関連サイト案内≫
*”【揺れる安保政策】 米軍オスプレイ訓練分散  陸自演習場など候補に 実現不透明”=47ニュース 7/31)
オスプレイ訓練、本県も候補 岩手山演習場などに分散”=岩手日報 7/31
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140731_3

*”給油機(KC-130)安全性を強調”=YOMIURI online 8/29
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20140828-OYTNT50129.html
*”厚木基地に駐機のオスプレイ3機が岩国へ”=カナコロ 8/26
http://www.kanaloco.jp/article/76670/cms_id/98130
*”普天間の空中給油機部隊、岩国基地への移駐完了”=YOMIURI online 8/26
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140826-OYT1T50140.html

(2014/8/30)