2014年8月8日金曜日

結局は、「金目」が、決め手になるか。中間貯蔵施設。福島への交付金は、3,000億円規模に。

やはり、結局は、「金目」が、決め手になるか。

福島に建設予定の中間貯蔵施設。中間貯蔵施設に関して、 政府が福島県に提示する交付金、30年間で、3,000億円規模にする方針を決めた。1年間で、100億円になる。

1) FNN の動画ニュースから__


2) 毎日新聞 が伝えた記事__


『東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染土などを最長30年間保管する中間貯蔵施設について、政府は、福島県と建設候補地の同県大熊、双葉両町の生活支援や地域振興策として、30年間で総額3000億円規模の交付金を拠出する方針を決めた。

8日夕、石原伸晃環境相と根本匠復興相が福島県を訪れ、佐藤雄平知事らと面談し提示する。

 建設候補地は、福島第1原発を取り囲む2町にまたがる計16平方キロ。政府が目標とする利用開始時期は来年1月に迫っている。


これまでは交付金の額をめぐり、政府と県側の隔たりが大きく、建設のめどが立っていなかった。

政府は7月28日、中間貯蔵施設に関する方針を提案し、その中で「極めて自由度の高い交付金を創設する。金額は受け入れ是非の判断時期までに提示する」としていた。

交渉の最大の焦点だった交付金で県側に配慮を示すことで、建設への同意を取り付けたい考え。佐藤知事らの対応が注目される。』(毎日新聞 8/8)
http://mainichi.jp/select/news/20140808k0000e010175000c.html

3) 石原氏の「金目」発言は、正しかった?

色々と、大騒ぎに発展した「金目」発言であったが、どうやら、実態は、発言の通りであったのかもしれない。このようにして、「県側に配慮を示す」ことで、もし、問題が解決したとすれば、__石原氏の「金目」発言は__間違い違いではなかったという事になるのではないか。

私には、とてもそうは思えない。
「政府と県側の隔たりが大き」かったた原因は、「交付金の額をめぐ」ってのことなのではない、であろう。

おそらく、これまでの政府の対応に対する不信感が、原因であろう。
それは、東電の事故の処理に対する、不信感でもあろう。

安倍政権の東電の事故への、いい加減な取り組みに対する、不信感の表れであろう。

4) 「札束」で、福島の住民の顔をひっぱたくこと

この安倍政権に対応の仕方は、勝って、福島に原発の施設を誘致した時の態度となんら変わる事がない。
それは、「札束」で、福島の住民の顔をひっぱたくことだ。

政治家と言えども、役目が終われば、責任がない。(特に日本では、失政に対する責任を、政治家がとったことがない。)長きにわたって、その地位のいる訳ではない。

特に、石原氏は、今度の内閣の改造で、外されるであろうと言われている。そのような大臣が、何を言っても、信用されないのではないか。

もう、この辺で、仕切り直しをすつべきだろう。
そして、秋の内閣改造のあとに、改めて、会談を持つべきであろう。

また、10月には、知事選もある。ここにおいて、住民の民意を聞いてからでも、遅くはない。


 ≪関連サイト案内≫

”金目」だけじゃない、石原環境相の驚がく発言”=ヤフー
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/taketosekiguchi/20140617-00036478/
*”中間貯蔵で交付金3010億円 福島側、前進と評価”=河北新聞
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140809_61010.html

(2014/8/8)