2014年8月24日日曜日

石破茂幹事長が、安保相の辞退へ。「秋(とき)は、今。敵は本能寺に在り」

広島の災害における安倍首相の情けない対応を見て、政権の将来を見切ったのだろうか。
それにしても、急に、安倍首相の周辺が騒がしくなってきた。

1) スポニチ の記事より__

石破茂幹事長が、安全保障法制担当相への就任を辞退する意向を、固めたようだ。
来年9月の党総裁選に備える見通し、と記事は、伝えた。




『安倍晋三首相は、9月の内閣改造・自民党役員人事で石破茂幹事長が安全保障法制担当相への就任を辞退する意向を周囲に示したことを踏まえ、人事案を練り直す。


石破氏は無役となる公算が大きく、来年9月の党総裁選に備える見通しだ。安保相には、集団的自衛権に関する与党協議に加わった岩屋毅党安全保障調査会長や中谷元・元防衛庁長官らを推す声がある。

 安倍政権は、集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更を7月に閣議決定したのを受け、関連法の整備を進めている。
関連法案の審議は来年の通常国会に先送りする方針だが、野党の一部は、今秋の臨時国会で閣議決定や関連法案の内容について追及するとみられる。

 これを踏まえ、首相は「丁寧で分かりやすく説明することのできる能力を持った人」が望ましいとして、答弁能力の高い石破氏に安保相を打診した経緯がある。・・・』(スポニチ 8/23)

2) 人間が、得られた情報に基づいて、判断し、決断を下す、

自分で判断が出来ずに、__菅長官の「指示にイヤイヤ」従い、状況判断を見間違い、誤った決断をした。
このような、安倍首相を、完全に、見限ったのであろう。

無理もない、判断だ。
私には、そのように思える。

だが、__。

このような情報が、本人からではなく、石破氏の周辺から出てくるようでは、____辞退の意向がなくても__安全保障法制担当相を務めることは、適当でがなかろう。

このような事では、石破氏の情報管理は甘すぎる、私は思う。
「わざと流した」という見方も、出来ないことではないが、そんな姑息な事までするとは、さすがに思えない。

はり、情報管理が未熟である、と見るほかはない。
これでは、安保相としては、失格だろう。

国会答弁が、「どうのこうの」という問題、以前のことである。
国家の需要な地位に、____特に、中枢に__位置するものは、その「頭の中や、思考回路」を、相手に読まれないようにすることが重要だ。

3) 安倍首相は、6人もの女性閣僚を誕生させたい意向を

簡単に、相手にそれを読まれるようでは、「重要な情報」を秘密にする意味がなくなってしまう。
実は、重要な情報というのは、ペーパーに書かれた情報ではない。

本当に重要な情報は、___それは、相手が手に入れたがっている情報__今、その地位にいるものに関する事なのである。

何故なら、情報が判断するのではなく、人間が、得られた情報に基づいて、判断し、決断を下す、のだからだ。
「敵ならどう判断し、どう決断する」かという事を読むことが、情報戦の重要なようそである。

 

これで、安倍首相は、また、ひとつ、追い詰められた。

今回の広島の災害においての対応は、安倍首相が、_自分では、状況判断が出来ず、決断も出来ず___無能な指揮官であることを、露呈させてしまった。

その事を、世界中の指導者が知った。
これで、安倍首相は、__地球俯瞰的な外交をしたはずなのに__それまでの「苦労」を「水の泡」にしてしまった。

これで、世界中にばら撒いた、日本の国民の血税」が無駄になってしまった。
これで、もう、安倍首相は、世界の国々からは、相手にされないであろう。

この所、内閣の支持率も、下り坂を転げ落ちるような勢いで、下がっている。
おそらく、民意は、世論調査以上に、ヒドイのもの__低いもの__であろう。

今度の内閣の改造で、安倍首相は、6人もの女性閣僚を誕生させたいと言う意向のようだ。
それは、それで良いが、そうなれば、増々、官僚の書いた答弁書を棒読みする大臣が増える事に成ろう。


「秋(とき)は、今。敵は本能寺に在り」
どうやら、これで、安倍政権の朝(あした)が、見えてきたようである。

≪関連サイト案内≫

*”首相、広島の災害視察を中止 悪天候で”=北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/558600.html

(2014/8/23)