2014年8月13日水曜日

エボラ出血熱の治療と感染制御に全力投入。だが、患者数は拡大へ。

イラクやガザでの混乱が続く中、エボラ出血熱の勢いも止まらない。
依然として、状況は良くなっていない。
むしろ、悪化している。


◆ ”国境なき医師団 ”のホームページから__

国境なき医師団(MSF)の緊急対応チームは、エボラ出血熱の治療と感染制御に全力を尽くしている。

だが、依然として、状況は良くなっておらず、今後も感染の拡大が予想される。



『西アフリカ各地でエボラ出血熱が流行している問題で、国境なき医師団(MSF)の緊急対応チームは、各国から派遣した66人のスタッフと現地スタッフ610人が、治療と感染制御に全力を尽くしている。
MSFがエボラ対策に投入できる人員数は限界に達しており、世界保健機関(WHO)、各国の保健担当局、他の援助団体の活動拡大を呼びかけている。
WHOの統計では、3月の流行発生から8月上旬までに亡くなった人の数は900人を超えた。
感染はここ数週間でもさらに拡大し、小康状態だったギニアで新規感染・死亡例が報告された。
シエラレオネリベリアでは症例数が劇的に増加しており、特にリベリアでの対策が遅れている。西アフリカ3ヵ国では、現在も感染が多くの村や町に広がっているとみられる。
MSF緊急対応コーディネーターのリンディス・フルムは「リベリアの首都モンロビアでは"大惨事"となっています」と証言する。
複数の報告によると、数週間で少なくとも40人の保健医療従事者が感染した。市内の病院は大半が閉鎖され、遺体が路上や住居に横たわったままだという。
MSFは保健省と連携し、市内のエボラ専門治療施設1ヵ所に技術支援を提供中。さらに、別の場所にも施設を設置する準備を進めている。
ギニアのゲケドゥ県に拠点を置くMSFチームも、リベリアのロファ州で活動を開始。リベリア・ギニア国境沿いで広がっている感染の対策に着手した。・・・(国境なき医師団 8/11)http://www.msf.or.jp/news/detail/headline_1533.html
◆ 依然として、猛威を振るっている。

感染による死亡者が、1000人を超えたと、いう報告もある。
依然として、猛威を振るっている。

流行が始まったのが、3月とされる。
すでに、半年が過ぎた。

しかも、感染を抑え込むことが出来ず、拡大するばかりの状態だ。
米国のCNN、ロイター、WSJなども、毎日のように、エボラ出血熱に関する記事を載せている。


エボラ出血熱は、まるで、人間の努力をあざ笑うかに様に、なお、勢いを増すばかりだ。人間は、無力をさらけ出している。

そして、不信観が、さらに、それに輪をかけているようだ。
この事は、進んだ文明社会に住む、といわれる我々にも。大きな責任にあることである。

ここまで、アフリカの国ぐにを、貧困に陥らせた責任は、欧州や米国にある。
欧州や米国が、自国の都合や利益ばかりを優先させて、アフリカを真剣に考慮に入れなかったからだ。

衛生設備が整わないのも、ここに原因がある。
欧州や米国が、全量で、アフリカを助ける義務がある。

あらゆる可能性を試すべきだ。
前例がないからといって、新たな試みを、ためらうべきではない。

このまま手をこまねいていても、いずれは、__冷たい言い方かもしれないが__亡くなる患者だ。

ロイターが、「米研究所と共同開発のエボラ熱ワクチン、近く臨床試験」といい記事を、11日に、掲載した。

そのなかで、__「年内」に臨床試験が始まる__と記事は、書いている。。これでは遅い。

すでに、「霊長類を含む動物実験で有望な結果が得られている」という事であるなら、すぐにでも試すべきだ。

どちらにしろ、人間で試すことになるのだから。

≪関連サイト案内≫

*”米研究所と共同開発のエボラ熱ワクチン、近く臨床試験”=英GSK

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0GB05M20140811

*”エボラ熱 感染のスペイン神父が死亡、死者は千人を超える”=CNN

*”未承認のエボラ治療薬、WHOが使用認める見解”=CNN

http://www.cnn.co.jp/world/35052299.html
(2014/8/13)