2014年8月15日金曜日

日本政府が、奄美市と瀬戸内町に、陸上自衛隊警備部隊を配備か。

これでは、抑止力になるかどうかは、疑問である。
奄美島からでは、遠すぎるからである。

日本政府は、鹿児島県の奄美市と瀬戸内町に、350人規模の陸上自衛隊警備部隊を現地に配備する計画だ。
1) 日本経済新聞 が報じた記事より__


『防衛省は11日、武田良太防衛副大臣が12、13両日に鹿児島県奄美市と瀬戸内町を訪問すると発表した。350人規模の陸上自衛隊警備部隊を現地に配備する計画を説明するためだ。
南西地域の離島防衛を強化する狙いで、航空機などを迎撃するミサイルを配備する。両市町も新部隊を誘致しており、政府要請を受けて手続きを急ぐ。
 武田副大臣は朝山毅奄美市長、房克臣瀬戸内町長とそれぞれ会い、部隊の駐屯地を奄美市、訓練拠点と武器弾薬庫を瀬戸内町に分散して配備する計画を伝える予定。2015年度予算の概算要求に土地取得や施設整備の関係費用を計上する。
 鹿児島市から約370キロメートル離れた奄美大島には陸自部隊が不在で、防衛省は南西諸島防衛の「空白地域」とみる。新設部隊は同島への武力攻撃があった場合の初動対応を担う。頻発する豪雨災害にも対応できる。
 警備部隊の新設は政府が13年12月にまとめた中期防衛力整備計画に明記した。配備先は奄美大島以外では、沖縄県の宮古島や石垣島も検討しているが、こちらは用地選定などが進んでいない。』(日本経済新聞 8/11
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE11H0I_R10C14A8PP8000/


2) 奄美市と瀬戸内町では、遠すぎる。

これは、尖閣諸島を意識しても配備と思われる。だとしたら、奄美市と瀬戸内町では、遠すぎる。ここにいては、間に合わない。

それは、ここに貼り付けた地図を見れば、一目瞭然の事である。
また、陸上自衛隊警備部隊 を配備する予定のようだが、陸上自衛隊だけではだめだ。

海上自衛隊も配備することが必要だ。
同じやるのなら、両軍が協力をして、防衛にあたるべきである。

それに加えて、航空自衛隊を配備すれば、完璧である。
また、実戦部隊を配備するなら、与那国島しかない。それが無理なら、せめて、石垣島におくべきだ。
これは、「土地取得」の問題ではない。その気があれば、どこででも、土地は取得できるはずである。

国家権力をもってして、出来ないことがあるとは思えない。まして、国民の生命と暮らしを守ると約束した安倍首相であるなら、あらゆる手段を用いて、土地取得」を実行すべきだ。
与那国島か石垣島でなければ、中国への抑えとはならない。ここなら、中国大陸と、尖閣諸島を分断する位置にある。
毎日監視を行い、いざとなれば、戦艦を出しても十分に間に合う。
艦船にヘリコプターを積んでおけば、上陸にも備えることがも出来る。陸海が協力し合って、作戦を遂行すべきだ。
戦前の轍を踏んではならないのである。この事は、くれぐれも、銘記されるべき事柄である。
ここなら自国の防衛の範囲内でもある。
3) 誤解しないでも貰いたい 

繰り返しになるが、「空白地域」というなら、与那国島か石垣島以外には考えられない。

早急に、手を打つべきだ。
本気で、尖閣諸島を防衛する気持ちがあるのならである。

以上述べたことは、私が。そうすべきである、と思っている訳ではない。その点を、誤解しないでも貰いたい。
 
もし、安倍政権が、そうしたいのなら、こうするのが最も、効果的である、と思うだけである。
場所は、与那国島か石垣島。配備は、陸上自衛隊と海上自衛隊。

これをしない限りは、抑止力としての効果がない。

≪関連サイト案内≫
*”国境離島、自衛隊施設で保全=無人化防止へ自民が法案”=時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014081400711

(2014/8/15)