2018年8月30日木曜日

柳田國男『火の昔』Ⅴ囲炉裏(自在鉤、鉄輪)

囲炉裏(自在鉤、鉄輪、)
1)火を焚く楽しみ
日本の平たい炉辺は、煙が家一杯になるのは困るが、それでも並んでいて、お互いの顔をが残らず見られるのは都合の良い事で、

2018年8月29日水曜日

柳田國男『火の昔』Ⅳ 囲炉裏(炉辺の作法)

Ⅳ 囲炉裏(炉辺の作法、下座と木じり)
1)炉辺の作法

炉が火鉢となり、炬燵となった頃から、家というものものの形が少しづつ改まり、ことに女性の職分と権能とが、以前とは違ってきている。

2018年8月28日火曜日

柳田國男『火の昔』Ⅲ(火の作法=火きり杵、火打ち道具、、、)

火の作法(火きり杵、火打ち道具、火打ち箱、つけ木)

1)火きり杵

外の灯りの根源は、たいまつであった。人が簡単に火を作る事の出来なかった時代には、家というものが有力な火の中心であった。

2018年8月26日日曜日

柳田國男『火の昔』Ⅱ屋内の燈火(ヒデバチ、八間、行灯、ランプ)

火の昔 屋内の燈火(ヒデバチ、八間、行灯、ランプ、)

1)ヒデバチ

農家の燈火には、四度の変遷があった。電燈の前には、石油ランプがあり、その前には菜種油のあんどんがあり、もうひとつ前には、燈明の道具があった。それをヒデバチといった。

2018年8月23日木曜日

柳田國男『火の昔』Ⅰ((炬火、燈籠、提灯、ろうそく)

Ⅰ 屋外の火(炬火、燈籠、提灯、ろうそく)

1)炬火

炬火をタイマツと言う。タイは手火と書くべきもので、もとは手にとる火、手火(タビ)であった。