2014年8月23日土曜日

自民党福島県連が、鉢村健氏の擁立を正式決定。自民党党本部は、解答を保留した。

自民党の福島知事選の候補者選びが、混迷しているようだ。

1) 47ニュースの記事より__

自民党福島県連は21日、鉢村健氏(55)の擁立を正式決定した。
だが、鉢村健氏は、県外の原発再稼働については、明言を避けた。

無理もない事である。

『任期満了に伴う10月の福島県知事選で、自民党福島県連は21日、元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)の擁立を正式決定した党本部へ推薦を申請する。鉢村氏は福島市内で記者会見し、出馬への決意を示したが、原発再稼働など原子力政策への対応は「勉強中」と述べるにとどめた。

 知事選は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後初めて
 鉢村氏は「原発災害で人々の気持ちや社会が分断された。福島の皆さんの誇りを一つにまとめ、創造的に復興させたい」と強調。

原子力政策に関しては「県内の原発10基廃炉(を推進)という立場だが、県外の再稼働については勉強中なので留保したい」と述べた。』(47ニュース 8/21)
http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014082101001540.html
なお、民主党、社民党、連合福島、県議有志でつくる「4者協議会」が20日、福島市内で会合を開き、佐藤氏に3選立候補を求めることで合意した」という情報ある。

2) 自民党の本部は、態度を決定できずに、混迷状態

鉢村氏は、「福島の皆さんの誇りを一つにまとめ、創造的に復興させたい」と述べているが、それは、福島の住民に、ひとつにまとまって、「私を応援してほしい」と言っているのと変わりはない。

体のいい、選挙運動である。

 自民党の本部は、態度を決定できずに、混迷状態

この記事と、日経が報じた記事を総合すると、自民党の知事選の候補者選びは、次のようになっている事が分る。(注①)

① 自民党福島県連の擁立を正式に決定する。
② 党本部へ推薦を申請する。
③ 自民党の河村建夫選挙対策委員長が、推薦を決定する。

で、現在の所、自民党の河村建夫選挙対策委員長は、「検討委する」と答えただけで、推薦するかどうかについては、明言していない。

3) もしかすると、安倍政権が崩壊する事に成りかねない。

その理由は、現知事の佐藤雄平氏が、いまだに進退を明らかにしていないことに、原因がある。

現知事の佐藤雄平氏は、__知事選の__10月9の告示日が迫ってきているのに、いまだに自身の見解を明らかにはしていない。
それで、自民党の本部は、態度を決定できずにいる。

混迷状態のようだ。
これが、国会で、是大敵な多数を占める政党の姿は、とても思えない。
何故、単独で、独自候補者を出すことが出来ないのか。

この日本の現在の自民党の持つ二面性が浮きぼりにされているある。
今や、自民党は、単独では、地方選挙を戦えない政党になってしまっている。

さらには、自民党が、煮え切らないのは、良く解る事である。
もし、この福島の知事選で負けると、二重、三重の痛手を受けることになる。

もしかすると、安倍政権が崩壊する事に成りかねない。
そこまでの影響がないとしても、安倍政権が推進している原発再稼働に大きな影響が出ることは避けられないであろう。

滋賀県の知事選__反原発派が勝った__に続いて、福島でも負ければ、全国の原発の再稼働の動きは、大きな制約を受けることになるだろう。

そうなれば、財界も、再び自民党を見はなすかもしれない。
財界が、自民党を応援するのは、あくまでも財界の利益と一致する上においてのことである。

4) 福島の知事選は、鉢村健氏、自民党福島県連、自民党の本部にとっては、難しい舵取りを要求される選挙となるだろう。

先日には、安倍政権が、福島に中間貯蔵施設建設に交付金を3000億円出すことを、佐藤知事らに提示した、と伝えられた。
例の、石原氏の「金目発言」で、一躍、脚光を浴びることになった件だ。

この事で、自民党は選挙の切り崩しを図っているようにも思える。

今回、出馬への決意を示した鉢村健氏は、「県内の原発10基廃炉(を推進)という立場」であると,この記事は書いているが、再稼働については、明言を避けた。

そして、「県外の再稼働については勉強中なので留保したい」と述べるにとどまっている。これも、当然の態度表明と言えるだろう。

もし、県外の原発の「再稼働を認めません」と言い切れば、自民党__党本部__の反発は、避けられない。
そうなれば、沖縄の二の舞である。

自民党同士で、泥試合をする事に成りかねない。
そうなれば、県民は、あきれて、自民党を見はなすであろう。

福島の知事選は、__鉢村健氏はもちろんの事__自民党福島県連や、自民党の本部にとっては、難しい舵取りを要求される選挙となるだろう。

(注①)
『自民党の河村建夫選挙対策委員長は22日、党本部で福島県連会長の岩城光英参院議員らと会い、1026日投開票の福島県知事選の対応を協議した。岩城氏は福島県連が推薦を決めた元日銀福島支店長の鉢村健氏を推薦するよう求めたが、河村氏は「検討する」と述べるにとどめた。党本部は進退を明らかにしていない現職の佐藤雄平知事の動向を見極めたうえで判断する』(日本経済新聞 8/22)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS22H1D_S4A820C1PP8000/

    ≪関連サイト案内≫  

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140821_61042.html
*”中間貯蔵施設、受け入れ最終調整 福島知事、候補2町と会談へ”=西日本新聞    http://www.nishinippon.co.jp/

(2014/8/23)