そろそろ、「アベノミクス」も陰りが見えてきだしたか。
数字は、正直だ。
1) TBS NEWS が報じた記事より__
『13日に4月から6月期のGDP(国内総生産)が発表されました。個人消費が前の期と比べ5.0%も減少しています。大企業を中心にこの春、賃金が上がったはずですが、なぜ財布のヒモが固いのか。あるご家庭からお借りした去年と今年の家計簿を比べると、その理由が見えてきます。
千葉県に住む川名さん一家。今年うれしい出来事がありました。
「ボーナスが少し上がりました。5万円ほど」(川名弘志さん)
年1回のボーナスが5万円増えたのです。ところが。
「最近、千円札をいつもより1枚多く出しているような感じがしていた」(川名笑美さん)・・・
・・・結果は10日分で、1年前よりおよそ1700円値上がり。1か月で約7000円出費が増えていたのです。年間で5万円の収入増は月にして4100円ですが、それを超える支出増になっているのです。
「思った以上に(支出が)大きい」(川名笑美さん)
ことし4月から6月期のGDP。実質で年率に換算すると、6.8%の大幅な減少で、特に個人消費は、比較可能な94年以降、最大の落ち込み幅となりました。
「4月、5月、6月は反動減が大きくなるであろうとみられていました」(安倍首相)・・・
川名さん、今も節約せざるを得ないといいます。
「車を大きいのにかえたかったんですけど、先延ばしにするしかないかな」(川名笑美さん)
次の焦点は、7月から9月期のGDP。来年にも予定される消費税10%への引き上げの判断材料となります。
「一部は駆け込みからの反動が終わって、徐々に正常化に向かう消費もある。V字回復は難しいんじゃないかな」(SMBC日興証券 宮前耕也シニアエコノミスト)』(TBS NEWS 8/13)
数字は、正直だ。
1) TBS NEWS が報じた記事より__
『13日に4月から6月期のGDP(国内総生産)が発表されました。個人消費が前の期と比べ5.0%も減少しています。大企業を中心にこの春、賃金が上がったはずですが、なぜ財布のヒモが固いのか。あるご家庭からお借りした去年と今年の家計簿を比べると、その理由が見えてきます。
千葉県に住む川名さん一家。今年うれしい出来事がありました。
「ボーナスが少し上がりました。5万円ほど」(川名弘志さん)
年1回のボーナスが5万円増えたのです。ところが。
「最近、千円札をいつもより1枚多く出しているような感じがしていた」(川名笑美さん)・・・
・・・結果は10日分で、1年前よりおよそ1700円値上がり。1か月で約7000円出費が増えていたのです。年間で5万円の収入増は月にして4100円ですが、それを超える支出増になっているのです。
「思った以上に(支出が)大きい」(川名笑美さん)
ことし4月から6月期のGDP。実質で年率に換算すると、6.8%の大幅な減少で、特に個人消費は、比較可能な94年以降、最大の落ち込み幅となりました。
「4月、5月、6月は反動減が大きくなるであろうとみられていました」(安倍首相)・・・
川名さん、今も節約せざるを得ないといいます。
「車を大きいのにかえたかったんですけど、先延ばしにするしかないかな」(川名笑美さん)
次の焦点は、7月から9月期のGDP。来年にも予定される消費税10%への引き上げの判断材料となります。
「一部は駆け込みからの反動が終わって、徐々に正常化に向かう消費もある。V字回復は難しいんじゃないかな」(SMBC日興証券 宮前耕也シニアエコノミスト)』(TBS NEWS 8/13)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2273703.html
2) 国内総生産とは、≪GDP=消費+投資≫であらわす
GDP(国内総生産)とは何か。
われわれは、GNP(国内総生産)と教わった。
どちらも、国内総生産だ。
では、何が違うのか。
GDPは、日本の国内の生産のみを対象にしている。
これに対して、GNPは、海外での生産も__海外のおける日本の企業の子会社の生産したもの__勘定に入れている。
さて、大雑把に考えると、国内総生産は、≪GDP=消費+投資≫ という式で表すことが出来る。
で、この消費に中で、個人消費が、60%を占めていると言われる。
だから、もし、投資が、一定であれば、この個人消費が、GDPを大きく変化せせる。
今年の4月に、消費税が引き上げられ、8%になった。
私の妻も、急に物が高くなったと、毎日のように言う。
おそらく、便乗値上げなどが行われたのだと思う。
だから、単に3%分だけが、値上げになったのではない、と思われる。
問題は、単に消費税が引き上げられたことだけではない。
他にも、多くのものが引き上げられた。
食品。
社会保険料。
ガス、電気などの、公共料金。
ガソリン。
交通機関の料金。・・・
当然、家計のひもは、絞られる。
個人消費が落ち込むのは当然だ。
3) 消費が大きく回復する事は、今後もないであろう。
2) 国内総生産とは、≪GDP=消費+投資≫であらわす
GDP(国内総生産)とは何か。
われわれは、GNP(国内総生産)と教わった。
どちらも、国内総生産だ。
では、何が違うのか。
GDPは、日本の国内の生産のみを対象にしている。
これに対して、GNPは、海外での生産も__海外のおける日本の企業の子会社の生産したもの__勘定に入れている。
さて、大雑把に考えると、国内総生産は、≪GDP=消費+投資≫ という式で表すことが出来る。
で、この消費に中で、個人消費が、60%を占めていると言われる。
だから、もし、投資が、一定であれば、この個人消費が、GDPを大きく変化せせる。
今年の4月に、消費税が引き上げられ、8%になった。
私の妻も、急に物が高くなったと、毎日のように言う。
おそらく、便乗値上げなどが行われたのだと思う。
だから、単に3%分だけが、値上げになったのではない、と思われる。
問題は、単に消費税が引き上げられたことだけではない。
他にも、多くのものが引き上げられた。
食品。
社会保険料。
ガス、電気などの、公共料金。
ガソリン。
交通機関の料金。・・・
当然、家計のひもは、絞られる。
個人消費が落ち込むのは当然だ。
だから、TBSが、このような内容のニュースを流す理由は、ここに__個人消費が、消費全体の中で占める割合が大きい__ある。
この傾向は、__個人消費の落ち込み__今後も、大きくは変化しないであろう。
それは、単に、物価が高くなった、というだけのことではない。
今度の、3・11の事で、政府や官僚、役人、自治体などの信用が、大きく損なわれた。
国民は、国や自治体を信用しなくなった。
要するに、経済だけの問題ではないのである。
政治に期待をしていないのである。
だから、国民は、それぞれに、自己防衛を始めた。
「徐々に正常化に向かう消費」とは、何のことを言っているのか、説明はないが、消費が大きく回復する事は、今後もないであろう。
そのことは、投資をも、減少させることになるであろう。
「アベノミクス」よ。
なんじの日は、数えられたり。
そのことは、投資をも、減少させることになるであろう。
「アベノミクス」よ。
なんじの日は、数えられたり。
(2014/8/14)