優雅に「外遊」など、している時か。「地球を俯瞰する」外交と言って、税金をバラまいている場合か。
これでは、「避けた」と批判されても言い訳は出来まい。
安倍首相は、「逃げの姿勢」に入っており、「臨時国会召集を見送る」つもりのようだ。
野党は、いい加減なことで、「手打ち」をすべきではない。
それにして、国民に「ていねいに説明をする」という約束は、どうなったのか。
まったく、国民をバカにした話である。
◆ 「時事通信」(ヤフー)の記事より
≪政府・与党が臨時国会召集を見送る調整に入ったことを受け、民主党など野党5党は19日に幹事長会談を開き、対応を協議する。
安倍政権が安全保障関連法の成立を最優先した先の通常国会で多くの重要法案が継続審議となったことに加え、環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意など国会で論議するテーマが多い中、野党は臨時国会の必要性を訴えており、憲法の規定に基づく政府への開催要求を含め圧力を強める構えだ。
民主党の蓮舫代表代行は16日の記者会見で、「『(安倍晋三首相の)外遊があるから開かない』という意味が分からない。TPPもあるし、閣僚が半分くらい入れ替わったが、所信を誰も聞かされていない」と述べ、政府・与党を批判した。≫
◆ 民主党の時は批判しても
野党の時は、違反しても、いざ、自分に「お鉢が回ってくる」と、飲まずに逃げる。まったく、自分勝手も、いいところだ。
今こそ、自民党の稲田政調会長の「出番」ではないか。あれだけ、TPPを批判し、民主党の姿勢を批判していたのであるから。
(動画は、youtube)
◆ 国会で議論すべきことは、山積み
野党が、「臨時国会の必要性を訴えており、憲法の規定に基づく政府への開催要求を含め圧力を強める構え」を取るのは、当然の対応だ。
「安保法案」にしても、参議院での「採決」が有効であるのかどうかについて、徹底して、審議をしてもらいたい。
議事録では、「「議場騒然、聴取不能」と書かれており、採決が無効なのは、ひていしようがない。
NHKでさえ、このことを取り上げ、「安全保障関連法を審議した参議院の特別委員会の議事録に、速記録には記載がなかった法案可決の文言が加えられたことについて、この法律に反対する弁護士や学生らが都内で会見し、『議事録の改ざんだ』と訴えました」という記事を載せた。
「速記録には、鴻池委員長による法案可決の宣言が『議場騒然、聴取不能』と記載されました。・・・・・鴻池委員長の判断で 『法案について可決すべきものと決定した』という文言が加えられた議事録が作成され、参議院のホームページで公開」された、と記事にした。
なぜ、鴻池委員長の「一存でこのような事が出来るのか」
鴻池委員長は、参議院の存在価値を誰よりも重要視する委員長であったはずだ。其れでは、自身の「信条」にも、背くことになろう。
国会でこのことに関して、徹底審議を行い、国会としてのハッキリとした結論を国民の前に明らかにすべきである。
また、TPPについても、「何が、どうなったのか」を、国民に明らかにすべきだ。
とくに、自民党の員だ政調会長は、このTPPには、「”日本の壊国”宣言である」として、野党時代には、民主党を厳しく批判していた。
あの「権幕」はどこへ行ったのか。これも、国民に対しはっきりと説明をすべきである。
とにかく、この時期に「外遊するから」など言う理由で、「臨時国会を開かないない」など、到底、国民の納得を得ることは、出来まい。
(2015年10月17日)
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