2015年10月24日土曜日

一食もご飯を食べないか 「高い年齢で、米離れが進む」は、誤解を生む

「BIGLOBEニュース」サイトで、「高い年齢で、米離れが進む」というタイトルの記事が掲載された。
これは、「誤解を生む」タイトルである。
一日のうちに、一食もご飯を食べないという訳ではないだろ
う。沿い言うデータ―を示してのことではない。


10月13日の記事である。
ところが、今、検索しても、「削除されました」と出る。


それで、ツイッターを観ていたら、それは、「朝食でのこと」だという事が解った。
この記事のタイトルだけを観れば、以下にも、高齢者の「米離れ」が進んでいるような印象を受ける。

しかも、「高い年齢」というのも、あいまいな表現だ。高い年齢で、どれくらいの年齢を想像するだろうか。この表では、60代となっている。

そうであれば、初めから60代でと表示すればいい。なのに、わざわざ「高い年齢」と書いたのは、何か意図でもあるのか。

それが、気になった。


 「朝食にパン」は、米離れとは関係がない

通常朝は、軽く済ませるのが、日本人の「食習慣」である。その代り、夜は、しっかりと食べる。

もし、「高い年齢で、米離れ」というのであれば、夜も、昼も、調べた結果を比べるべきであろう。

そうでなければ、本当に米離れが、進んエいるかどうかは、分からない。だから、この記事のタイトルをつけるとすれば「朝食、高い年齢で、米離れ」とでも、すべきところだ。


ところで、高齢になれば、歯もいくらかは抜けてくる。そうなると、固いものは、食べににくくなる。また、一人暮らしであれば、「ごはん」を炊くのは、面倒くさい、ということになろう。

いきおい、朝食は「パン」となるであろうことは、特別おかしなことではない。
また、仕事を持っていなければ、「腹も」すいていないだろう。

何も食べないのは、体に悪いから、「パンだけでも食べるか」と、なっても何の不思議はない。

それを「大げさに、「高い年齢で、米離れ」とするのは、すこし「筋が悪い」議論だ。

ー私が、変わっているのかー、この記事には、「すこし悪意」を感じる。

第一、これほど、日本人が、パンを食べる世になったのは、「政治」にせいもある。

今の学校は、小学校から給食がある。そして、その休職は、たいていが主食はパンだ。(現状は、ごはんも少し取り入れられているが。)

これでは、日本人にパンを食べろ、と強制しているようなものだ。日本人がパンをよく食べるようになったのは、戦後の「食糧不足」のころからである。

その徳、米国から、小麦の援助があった。それで、多くの日本人がパンを食べる世になった。それを、テレビドラマが「後押し」をした。 

日本が、一日の内、一食もご飯をたべなくなってはじめて、「米離れ」が進んだ、といえる。そういうデータ―を示すこともせずに、「高い年齢で、米離れ」は、地と、やり過ぎである。


(2015年10月24日)

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