2015年10月14日水曜日

当たり前だ、「二階総務会長、”1億総活躍”は国民に理解されていない」

次々と、身内からの批判の声が出てくる。
今度は、二階総務会長が、「異論」を唱えた。
「1億総活躍」について、担当相が、具体的にどのような政策を推進するのか。
それが、国民に理解されていない、との認識を示した。当たり前だ。ごく当然のことだ。



◆ 「スポニチ」の記事より

自民党の二階俊博総務会長は12日、金沢市内で講演し、加藤勝信氏が就任した新設の1億総活躍担当相が具体的にどのような政策を推進するのか国民に理解されていないとの認識を示した
内閣改造で入閣した地元選出の馳浩文部科学相を前に「皆さんが(担当相の役職を)不思議だなと思っている。馳さんはあんな閣僚にならなくて良かった」と述べた。担当相の役割に関し「国民に“やろう”という意気込みを持ってもらうことが一番大事だ」とも指摘した。≫

◆ 二階氏が、安倍首相を批判の不思議さ

「国民に“やろう”という意気込みを持ってもらうことが一番大事だ」というのは、付け足しであろう。政府からの批判を避けるため、馳浩文部科学相の立場を慮っての発言だろう。

それにしても、この二階氏という人物は、よく解らない人物である。もっとも、私などに簡単に解るようでは、政治家は務まらないかもしれないが・・・。

先の総裁選で、一番の功労者が、この二階氏であろう。
その二階氏が、安倍首相を批判するのだから、自民党の政治は解らない。

それなら、何故、「安保法案」の時には、何も言わなかったのだろう。
二階氏が言うのなら、安倍首相も、無下には出来なかったことであろうに。


二階氏は、親中派である、とされる国会議員でもある。

ー東シナ海の日中中間線でのガス田開発問題ではー、「麻生外務大臣が中華人民共和国によるガス田開発強行に断固対応する姿勢を示すと、この『日本の対応に“こそ”問題がある』、『強硬に対応するなら勝手にやればいい』と述べたことも、ある人だ。

そうであるなら、国会という審議の場において、「中国は仮想敵国だ」と誤解をあたえかねないような発言を慎むべきだ」と、苦言を呈しても良かった。

そうしてこそ、日頃から「歯に衣を着せない」発言をしてきた、二階氏の「面目躍如」となったことであろうに。「残念」だ。


それはそうとして、これで、「森―二階―馳」ラインがつながった。
あとは、オリンピックに向かって、「一直線」というところか。

森・元総理が、またまた、「足を引っ張る」ことがないように、「お祈り」をしておきたい。

(2015年10月14日)

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