2015年10月15日木曜日

「安保法」可決への「論功行賞」 平沼・園田議員の自民党への復党 

当然のことだろう。常識的に観れば、ありえないことだ。自民党の国会議員の復党で、「異論」が出ているようだ。平沼議員と、園田議員の自民党への復党のことだ。だが、これは、「安保法案」可決への「論功行賞」 だ。




党内でいくら異論が出ようと、「約束は果たす」というのが、安倍首相の信念だろう。

「政治的公平さ欠く」の声など、「なんとも思ってはいない」ことだろう。


◆ 「TBS NEWS」より

≪かつて自民党を離党したベテラン議員の復党が、今月初め、相次いで認められたことについて、党内からは「政治的公平さを欠く」「明確な基準を作るべきだ」といった声が上がりました。

 自民党は2日の党紀委員会で、離党していた平沼赳夫衆院議員と園田博之衆院議員の復党を了承しました。これについて、13日の総務会では「政治的な公平さを欠くご都合主義」という指摘や「復党について明確な基準を作るべき」といった意見が出ました。≫


◆ 「安保法案」採決の「ご褒美」




もともとが、平沼議員も、園田議員も、「次世代」の党の所属であった。
特に平沼議員は、次世代の前党首という要職の地位にあった。

この「復党劇」は、したがって、「安保法案」を参議院で通過させるにあったって、「貢献をした」ことへの、「論功行賞」の意味合いを持つものである。

こう、断じてよいであろう。

次世代の党などの少数野党が、「協力を惜しまなかった」ことで、与党は「強行採決」だという批判をかわす口実が出来た。

そのことへの「ご褒美」なのだ。

それにしても、平沼議員は、76歳である。
しかも、元党首である。

何で今更、「自民党へなど」というのが、大方の国民の反応ではないか。

結局の所、この「復党劇」は、平沼議員が晩節を汚した」というだけの結果におわることだろう。

それにしても、「寄らば大樹の陰」とは、言いえて妙である。

(2015年10月15日)


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