2014年8月5日火曜日

イランのロウハニ大統領が、国連安全保障理事会の対応に強い不満を表明。

国連とは、国連安全保障理事会である。
国連安全保障理事会こそが、国連の本質を解くカギだ。

イランのロウハニ大統領が、イスラエルのガザ攻撃に対する、国連安全保障理事会の対応に強い不満を表明した。


1) 日本経済新聞 が報じた記事より__
 
『イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で多くの犠牲者が出ていることについて、イランのロウハニ大統領は4日、「行動の欠如がイスラエルをつけあがらせている」と述べ、国連安全保障理事会の対応に強い不満を表明した。
テヘランで開かれた非同盟諸国(NAM)外相会議で演説した。
 これまでの安保理の対応は、拘束力のある決議ではなく、無条件の即時停戦を求める議長声明を出すにとどまっている。

 ロウハニ師は安保理が行動に出られないのは「いくつかの理事国がイスラエルの共犯者だからだ」と指摘。名指しを避けながら米国などを批判した。』
(日本経済新聞 8/5)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM0401A_U4A800C1FF8000/

国連が、本質的に、米国の利害を代表するものである以上は、避けられない事である、と思う。こういう事態になると国連の持つ意味がよくわかるようになって、興味深い。

国連安全保障理事会が、「中立的な立場」であると考えることが、いかに「馬鹿げ」たことであるのかを、示している。国連安全保障理事会こそが、国連の立場を代表している。

その意味では、国連安全保障理事会こそが、国連なのである。
だから、国連安全保障理事会こそが、国連の本質を解くカギと言える。

2) イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師も同様に

また、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師も、「イスラム世界に対して、シオニストの恥を知らない犯罪に対抗すると共に、その支持者であるアメリカとイギリスに嫌悪を示すよう、求めました」
”iran japanese Raido” が掲載した記事より__。

『イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イスラム世界は、対立をやめて、ガザの人々のニーズを満たすために全力を尽くすべきだ」と強調しました。

ハーメネイー師は、29日火曜、断食明けの祝祭に際して、イランの政府関係者、イスラム諸国の大使、代理大使、また一部の国民と会談し、イスラム世界に対して、シオニストの恥を知らない犯罪に対抗すると共に、その支持者であるアメリカとイギリスに嫌悪を示すよう、求めました。

ハーメネイー師はイスラム諸国の政府関係者に、統一された力強い共同体の形成を呼びかけ、「権力主義、依存、さらに不正が、イスラム世界を分かつことができなければ、それは、どの覇権主義国も、イスラム諸国を侵略したり、イスラム政府をゆすったりする勇気を持たないということだろう」と語りました。

また、シオニストが堂々と大量殺戮に手を染めていることについて触れ、「西側は裏で検閲を行い、西側の国民にガザの状況の真実を伝えていないが、この犯罪は、非常に痛ましいものであり、西側のメディアにおけるその一部の報道が非イスラム教徒の国民にショックを与え、街頭でデモを起こさせている」と語りました。

さらに、ガザの抵抗する人々が食料、飲料水、医薬品、病院の設備、住宅再建を必要としていることについて触れ、「この国民は、自衛するために兵器をも必要としている」と述べました。』(iran japanese Raido 7/29)
(途中)
(2014/8/5)