2014年10月9日木曜日

安倍政権が南相馬市の避難解除。住民は、反発へ__

南相馬市内の特定避難勧奨地点152世帯の月内の指定解除を検討している国は8日、同市で対象世帯への説明会を始めた。国は空間線量が指定基準を下回ったとして解除に理解を求めたが、住民からは月内解除に反発する声が相次いだ。

 初日は対象地域北部の約50人が出席。国は対象世帯の空間線量が平均で毎時0.4マイクロシーベルト、高い世帯でも毎時1.8マイクロシーベルトで、いずれの世帯も指定基準の年間被ばく線量20ミリシーベルト(毎時3.8マイクロシーベルト相当)を下回るとするモニタリング結果を示し、月内の解除方針を伝えた。

 住民からは「除染しても市内の避難区域より線量が高い」「再除染してから解除すべきだ」「年間1ミリシーベルト(毎時0.23マイクロシーベルト)以下でないと不安だ」などと反対意見が続出した。

国は10、11日にも説明会を開催。その後、解除日を確定する方針。勧奨地点は原発20キロ圏外の比較的放射線量の高い世帯を指定。大半が避難しており、月額10万円の精神的賠償の対象。伊達市と福島県川内村は既に解除され、指定は南相馬市内のみ。』 河北新聞 
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141009_61033.html

 安倍政権は、住民が、被爆しようと、病気になろうと平気


少しずつ、少しずつ、外堀を埋めて行っている。
まるで、徳川家康が、生き返ってきたかのようだ。

家康は、初めはほんの少しだけ、「埋め立てる」と言っておきながら、どさくさに紛れて、すべて埋めてしまった。
これで、大坂方は、敗れた。

同じように、なし崩し的に、避難地区をすべて解除に持っていく予定にしているのだろう。
安倍政権にとっては、住民が、被爆しようと、そのために病気になろうと、「痛くも痒く」もないのだろう。

東電の事故後に、勝手に線量に「線引き」をして、安全基準を引き上げた。
それで、安全は保たれる、という訳だ。

だが、多くの国民は、東電の事故後に、多くを学んだ。
そのもっとも大きな「成果」は、今の政権が国民の味方ではない、ということだ。

政権の都合で、「安全でないものを安全である」と、恥ずかしげもなく、宣言する政権の「いい加減さ」を知った。

恐らく、安倍政権は、形式上、避難地域を無くすことが、重要な事なのだ。
そして、これで、「安全です」

日本で、オリンピックを開くことに何の心配もありません、と世界にアピールしたいのだろう。

(2014/10/9)

0 件のコメント: