2014年10月5日日曜日

露日の宇宙飛行士、ステーション内で意見の相違はなし _

『・・・アルテミエフ飛行士は語る。
「政治の話はステーションでは生じなかった。私たちが協力を行える、特に米国とこれを行うことのできる唯一の接触点、唯一のプロジェクトは国際宇宙ステーションだと理解することができた」
「上では(宇宙空間では)国境はない。」




「私たちはひとつの惑星に暮らしている。他にこんな星はない。これを大事にせねばならない。互いを自らの手で殺しあうなど甚だばかげた話だ。もしかすると、国際宇宙ステーションの課題はまさに人間の教育であり、地球はみんなにとって唯一のものであることを理解してもらうことにあるのではないだろうか。』
ロシアの声 
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_10_05/278200655/


 「人間は考える葦である」という言葉が、泣く。

国際宇宙ステーションから帰還したロシア人宇宙飛行士のアレクサンドル・スクヴォルツォフ氏、オレグ・アルテミエフ氏は、記者会見で、世界およびウクライナにおける政変を憂慮の念を持って見守っていたと語るった。

その一方で、日本、米国のクルーとの間に、意見の違いは生じなかった、とも述べた。

アルテミエフ氏が言うように、宇宙空間では、国境はない。
それは、誰でもが知っていることである。

「互いを自らの手で殺しあうなど甚だばかげた話」だ、ということも分っている。

そうでありながら、実際に、「大地にへばりついて暮らす」我々は、そのことをすぐに忘れてしまう。

この事は、実際に、地球から離れてみないと、実感出来ないことなのであろう。
だが、それでは、「人間は考える葦である」という言葉が、泣く。

「地球温暖化」問題で、多くの国々が、「地球を守れ」と叫びながらも、数えきれないほどの火薬を爆発させ、有害な化学物質をまき散らしている。


(2014/10/5)

0 件のコメント: