2014年10月5日日曜日

社説:大学に脅迫文 卑劣な言論封じは許さぬ_

『どんな理由があろうと相手を脅して自らの主張を押し通そうとする行為は、断じて許されない。
 従軍慰安婦報道に関係した朝日新聞元記者が教授だった帝塚山学院大(大阪府大阪狭山市)と、別の同元記者が非常勤講師を務める北星学園大(札幌市)に、それぞれ退職を要求する複数の脅迫文が届いていた問題のことだ。




 「辞めさせなかったら学生を痛めつける」「くぎを入れた爆弾を爆発させる」などの内容で、実際にくぎが入った封書もあったという。学生まで暴力の対象にして脅すとは、卑劣極まりない。・・・


 北星学園大の非常勤講師は、元慰安婦の証言を報道した。同大は「大学の自治を侵害する卑劣な行為には、毅然(きぜん)として対処する」との文書を出している。今後も、その姿勢を貫いてもらいたい。

 従軍慰安婦報道に対する抗議が目的ならば、暴力による言論封じであり、看過できない。言論には言論で対応すべきだ。・・・』西日本新聞新聞 


 日本は、無法ものが、闊歩する社会だ


「言論には言論で対応すべきだ」という言葉で、すべてが言い表されている。
まして、直接には関係がない、「学生を痛めつける」と脅すなど、言語道断である。

これでは、暴力団と変わりがない。

さらに、自分は安全な所にいて、こういう手段を取ること自体、この犯人に他人を非難する資格はない。

言いたいことがあるなら、学校を訪れて、抗議すればいい事である。

最近の「問答無用」という風潮を見ていると、安倍首相が行ったことが、いかに大きな影響を、__それも、悪い影響を__日本中に与えているかということを、改めて思わざるを得ない。

今や、日本は、無法ものが、闊歩する社会になってしまった。
これでは、「何処かの国」を批判できまい。


(2014/10/5)

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