2014年10月7日火曜日

佐賀市長「ノリへの影響心配」 オスプレイ計画、防衛副大臣説明

『佐賀空港への新型輸送機オスプレイの配備計画について、左藤章防衛副大臣は6日、県庁や佐賀市役所、県有明海漁協を相次いで訪れ、飛行経路のイメージや離着陸回数の見通しについて説明した。


配備後の運用に関する具体的な情報が初めて示されたが、米海兵隊の利用など不明確な点は残されたまま。会談した古川康知事は一定の評価をした一方、佐賀市の秀島敏行市長や同漁協の徳永重昭組合長は懸念を隠さなかった。

 「100%の答えではないが、基本的な考え方が示された。これから具体的な協議を進めることができる」。古川知事は左藤副大臣との会談後、こう評価した。離着陸回数が約1万7千回になるとの見通しについては、同程度の離着陸回数の那覇空港を引き合いに出しながら「ダントツに高いというわけではない印象」と述べた。ただ、民間航空機への影響については慎重な姿勢を示し、会談で「民間への支障がないことを防衛省側に検証いただく必要がある」とくぎを刺した。

これまで配備計画に懸念を示していた秀島市長は、この日も慎重な姿勢に終始。飛行経路は空港南側の有明海上が基本という方針を聞いた市長は「有明海はノリの一大産地。油成分が下に落ちないか」とただした。会談後も「一度汚した海はなかなか戻らない。油膜の落下、事故の問題、騒音の問題は気がかりで心配は消えない」と語った。・・・』西日本新聞  
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/118942


 左藤副大臣は、「米軍と具体的な話をしていない」


知事とは、対照的に、佐賀市の秀島敏行市長や、同漁協の徳永重昭組合長は、懸念を隠さなかった

知事は、那覇空港と離着陸の回数が、同程度であることを理由に、「ダントツに高いというわけではない印象」と述べた。

那覇空港と比較する方が、間違っている。
また、那覇空港には、問題がないのか。
そうではないだろう。

それを、「ダントツではない」などと言うのは、知事として、県民の安全を軽視した発言だ。

反対に、地元である佐賀市の秀島敏行市長や、同漁協の徳永重昭組合長は、適切な判断をしている。

「一度汚した海はなかなか戻らない。」
「油膜の落下、事故の問題、騒音の問題は気がかりで心配は消えない」

こういう発言こそが、住民の安全や暮らしを、真剣に考えたうえでの、真摯な発言だ。

まして、左藤副大臣は、「米軍と具体的な話をしていない」という。
そんなことを普通の商談でしたら、「顔を洗って出直せ」と言われる。

安倍政権は、米軍と具体的な話をしていない」と言うが、出来ないのだろう。
また、話をする気もないのだろう。

「米国の言うまま」に、動いているからである。

(2014/10/7)

0 件のコメント: