2014年10月3日金曜日

泥沼の先にあるのは シリア情勢を奥田慶応大教授に聞く

『混迷を極めるシリア情勢にアラブ研究者で慶応大教授の奥田敦さん(54)は嘆き、憂い、拳を握りしめ、怒っている。イラク、シリアで急速に勢力を伸ばす「イスラム国」のことだ。背景にある憎悪のグローバル化、アラブの春の幻想、そして深い闇に差し込む光に日本のいまを映し見てもいる。

 8月末、奥田さんはトルコとシリアの国境にいた。砂煙舞う塀の向こうにイスラム国の黒い旗がはためいていた。


 家を追い出され、トルコへ脱出したというシリア人男性は語ったという。「突然、家へやって来て、出て行けと言われた。言うことを聞かないと、彼らは本当に殺す」。イスラム国を名乗って押し入ったのは中国人夫婦だったという。
 シリアを含む中東の混迷に奥田さんが見るのは国際社会のグローバル化だ。「人や金や情報といった、いいものだけがグローバル化しているわけではない。憎悪や怒り、不満、貧困、そして人の欲望もまた当然国境を越えていく。その縮図がシリアにある」。いまイスラム国には約50カ国から1万人以上の外国人戦闘員が加わっていという見方もある』

カナコロ

http://www.kanaloco.jp/article/78513/cms_id/104764

 この対立は、「終わりのない闘争」

今、「イスラム国」が、世界中から袋叩きに、逢おうとしている。
米国のオバマ大統領は、米国の国民だけでなく、世界中の国民を、この戦いに引きずり込もうとしている。

今や、「第三次世界大戦」が始まりつつある、と言っても、過言ではない。

冷戦が終わり、それまで、水面下に潜っていた、イスラム教と、キリスト教との戦いが、再び、表面化してきている。

だが、この対立は、「終わりのない戦い」である。
どちらかを、「根絶やし」にしない限り、それまでは終わらない。

そんなことが出来ないことは、解りきった事だ。
それでも、「戦い続ける」というのであろうか。

(2014/10/3)





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