2014年10月5日日曜日

噴火予知、わずかな兆候どう対応 北海道内の自治体、検討に着手

『御嶽山の噴火では、火山性地震が急増した9月中旬に気象庁が「火山の状況に関する解説情報」を発表して注意を促したが、関係自治体は登山者に周知しなかった。

気象庁と自治体の間の情報共有の課題が浮き彫りとなり、道内でも、これを教訓に対応を検討する自治体も出てきた。噴火予知に限界がある中、わずかな異変に対処するために関係機関の連携強化が求められている。


 御嶽山では噴火の半月前から火山性地震が多発し、気象庁が9月11、12、16日の3回にわたり、火山活動が活発になったことを示す「解説情報」を発表。自治体向けの「防災情報提供システム」を通し、地震の増加を伝え、火山活動の推移に注意するよう求めた。
 しかし、情報を受け取った長野、岐阜両県や市町村は噴火警戒レベルが1(平常)のままだったこともあり、防災担当者の間などで情報をとどめ、登山者には注意喚起をしなかった。岐阜県下呂市防災情報課の担当者も「まさか噴火につながるとは考えなかった」と悔やむ。その後、地震が減少したこともあり、気象庁も自治体側に登山者への警戒呼びかけなど新たな対応は求めなかった。・・・』北海道新聞 

 気象庁が、「レベル1」と判断したことこそが、原因
これでは、自治体の対応が悪かったのが、今回の事故の原因である、蚊の良いな言い方ではないか。
気象庁が、「レベル1」と判断したことこそが、原因だろう。
噴火警戒レベルが1(平常)のまま」であれば、どうして、登山者の警戒警報を出すことが出来る。
それでは、「自治体に予知をせよ」、ということ、と同じである。
何よりも、気象庁が、レベル1と判断をしたことが、問題だ。
こういう状況だから、レベルを引き上げる。
「火山活動が活発になっている」
だから、「登山者に、十分注意をするように呼びかけて欲しい」と、はっきりと言わなかったことが、今回の事故が起きた原因だ。
「噴火予知に限界がある」のなら、活火山に登山者を入山させるべきではないだろう。


         ≪そのほかにも、こんな記事が≫

*『芦別カナディアンワールド入園者、2万7千人近くに 「花子とアン」効果』
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/566891.html

(2014/10/5)

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