2014年8月7日木曜日

私立誠信高校の「カミナリによる」意識不明の重体生徒、死亡。

「カミナリ」に打たれた、私立誠信高校の意識不明の重体生徒が、死亡した。
野球の練習試合の最中の出来事である。


1) 大雨で中断したが、天気が良くなったと判断。5分後に再開した直後、マウンドにいたの安藤さんに、雷が落ちた。



『6日午後1時15分ごろ、愛知県扶桑町斎藤の私立誠信高校から「雷が落ち、負傷者がいる」と110番があった。

グラウンドで練習試合中だった同校野球部2年の安藤翔輝さん(17)が意識不明の重体で、同県一宮市の病院に救急搬送された。他にけが人はいない。

 県警犬山署などによると、野球部は同0時40分ごろ練習試合を開始。

大雨で中断したが、天気が良くなったと判断して再開した直後、マウンドにいたピッチャーの安藤さんに雷が落ちたという。直後は心肺停止状態で、その場で自動体外式除細動器(AED)による蘇生措置を受けた。』(2014/08/07-01:37)
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上のニュースの直後に、47ニュースは、午前1:38に”落雷で高校生が死亡 愛知、野球の試合中に”という記事を載せた。
http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014080601001946.html


2) 自然に対する驚異への、認識不足が引き起こした事件

一度は、「中断した」が、雨が上がったので、5分後に再開したようだ。
夏の天候の不順さに対する意識が足りなかった、と思える。

今後は、「天気が良くなったと判断」されたことが問題になるであろう。

天候を予言することが出来る、とでも思ったのだろうか。
自然に対する驚異への、認識不足が引き起こした事件である、という気がする。

天災であるとして、簡単には済まされないことであろう。本来は、自己を磨くために行う、__あるいは、体を鍛えるためのクラブ活動で__、命を落すようなことが、あってはならない。

それにしても、それほどに、試合が重要であったのだろうか。もっと別な判断を選択することは、出来なかったのであろうか。


さらには、この事件だけが、例外ではないが、このところ、「危機意識の欠如」による事故が多すぎると思う。
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亡くなられた生徒の、ご冥福をお祈りいたします。合掌。

(2014/8/7)