2014年8月1日金曜日

民主党の海江田氏が党代表を続投することに決定した。岡田氏が、大人の対応。

いい選択であった、と思う。
この前の国会論戦を見て、岡田克也氏では、与党に説き伏せられてしまう、と感じた。

1) 毎日新聞 の報じた記事より_
 
民主党の海江田万里代表の、代表続投が正式に決定した。


民主党は31日、党本部で両院議員懇
談会を開いた。交代論が出ている海江田万里代表は「100点満点ではなかったが、熟慮に熟慮を重ねた結果、引き続き代表を務めさせていただきたい」と述べ、代表続投を表明した。

代表選の前倒しを求める意見も出たが、海江田氏は応じず続投が確定した。今後は、秋の臨時国会を前に、大畠章宏幹事長の交代を含めた党役員人事が焦点となる。

 海江田氏は昨年7月の参院選で大敗後、「1年後までに(党再生の)結果が目に見える形で出ていなければ、恥を忍んで代表の立場をお願いすることはない」と発言した。

両院懇は「1年の成果」を総括する場と位置付けられており、衆参両院議員96人が出席。非公開で約3時間半にわたり行われた。

執行部は成果として、綱領改定や他の野党との連携に着手したことなどを挙げた。海江田氏は「安倍政権のエネルギーが落ちているが、問題は国民の不安や不満の受け皿に民主党がなれるかどうかだ」と指摘し、その上で続投に理解を求めた。

野党連携に向けて他党との統一会派結成を目指す考えも示した。玄葉光一郎前外相らは、来年9月の海江田氏の任期切れを待たず「代表選を前倒しすべきだ」と主張。

「今は実施すべきではない」との反対意見もあり紛糾。最後は、前倒しを主張してきた岡田克也前副総理が「代表がどう判断するかだ。前倒し論はもう終わりだ」と発言。これを受けて、海江田氏は「私はやります」と改めて続投を明言し、前倒し論を押し切った。』(毎日新聞 7/31)
http://mainichi.jp/select/news/20140801k0000m010108000c.html

2) 今も、民主党は、野党の最大会派

前倒しを主張してきた岡田氏が、「代表がどう判断するかだ。前倒し論はもう終わりだ」と発言したことで、決まったようだ。いい判断であったと、思う。また、正しい結果が出た、とも思う。

落ちぶれたとはいえ、衆参両議院で、114名の議員を擁している。やはり、野党の中核的な勢力である。しっかりとしてもらわねば、困る。民主党には、野党をまとめていく責任がある。

今は「恥を忍んで」でも、踏ん張る時である。それが、かっては、多くの期待を寄せた国民への「恩返し」である民主党にとっての。重大な責務でもある。

 海江田氏の「問題は国民の不安や不満の受け皿に民主党がなれるかどうかだ」という認識は、正しい。今もって、民主党は、野党の最大会派だ。しっかりとしてもらわねば困る。

3) 「内輪もめ」を演じている時ではない

党内の、_いわば、内輪もめ_ことで、「どうの、こうの」と言っている場合ではないのである。日本の国民の将来が掛かっているのだ。そのことをよく自覚してもらわねばならない。

「野党連携に向けて他党との統一会派結成を目指す」のも、いいことである。日本に、二大政党制が根付くとは思わないが、自民党に変わる政党の作る必要性はあることは確かだ。

そうでないと、自民・公明の一人勝ちに、ストップをかけることが、いつまで経っても、出来ない。それでは、日本の国民は、「立つ瀬」がない。

民主党よ。
再び、日本の国民のために、立ち上がれ。
自民党政治を打破せよ。

(2014/8/1)