2014年8月1日金曜日

集団的自衛権の行使容認に反対する大規模なデモ行進が、さいたま市であった。

まだまだ、日本には希望がある。
日本の未来は、どうしようもない、絶望の危機にあるわけではない。
集団的自衛権の行使容認に反対する、大規模なデモ行進が、さいたま市で行われた。


1) 埼玉新聞 が報じた記事より_

『集団的自衛権の行使容認に反対する大規模なデモ行進が21日、さいたま市で行われた。
 約2千人(主催者発表)が参加し、「戦争する国 絶対反対」や「集団的自衛権行使容認 許さない」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げ、浦和区の北浦和公園からJR浦和駅東口まで歩き、シュプレヒコールを繰り返した。
 県生活協同組合連合会やさいたま地区労働組合協議会、さいたま地区平和運動センター、さいたま市革新懇など53団体と一般市民らが実行委員会を組織。デモ行進と「7・21オールさいたま市民集会」という集会を開催し、行使容認に反対する声を挙げることにした。
 北浦和公園からスタートしたデモ行進には、子供連れで参加する父母の姿も。同市の女性(32)は1歳の女児を抱きかかえて歩き、「今まで国のことや政治には関心がなかったが、集団的自衛権の行使容認には考えさせられた。子供が大きくなった時、戦争に参加しなければならない国にはなってほしくない」と、初めてデモ行進に参加した。
 同市の男性(75)は「安倍政権は危うい。平和の大切さや尊さが、ここへきて急に軽くなった」と、汗を拭いながら歩いた。
 朝霞市から参加した女性(65)は首相官邸前で行われたデモ行進にも参加した経験があり、「今の政権与党の政治家たちは、集団的自衛権の行使容認がどういうことなのか本当に分かっているのだろうか。普通の主婦の小さな声を大きなパワーに変えて、今の状況を動かしたい」と話した。


 主催者を代表してあいさつした弁護士の小出重義実行委員長は「日本を戦争ができる国にしてはならない。子供や孫たちが武器を持って人を撃つような国にしないためにも、これから粘り強く頑張っていきましょう」と呼び掛けた。』(埼玉新聞 7/22)
 http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/07/22/09.html

2) 先進的な試みとなるかもしれない

主催者による発表ですが、_大体の場合、少し多い目に数える_ 約2千人がが参加した、ということですから、「大規模なデモ行進」と言っていいと思われる。

県生活協同組合連合会。
さいたま地区労働組合協議会。
さいたま地区平和運動センター。
さいたま市革新懇、など53団体。
一般市民。

以上が寄り集まって、実行委員会を組織。デモ行進となったようだ。これは、新しい試みかも知れない。この動きが広がって、これまでにないデモの形が育っていくと先進的な試みとなるかもしれない。

3) ネットを上手に育てていく必要がある。

最近は、街中を歩いていても、デモに出会うことが少なくなってきた。労働者の祭典と言われる「メーデー」でも、デモ行進いうようなものでは、なくなりつつあるように思える。もう、「デモの時代」ではなくなってきているのであろうと思っていた。

それだけに、最近の動きは、新鮮だ。もっとも、これは、「フクイチ」以後の現象かもしれないが。原発の再稼働に反対する動きの、延長上にあるのかもしれない。

それにしても、思う。
何故、大手のマスコミが、このデモを報道しないのであるかと。
やはり、_このような状況を見ると_大手のマスコミは、「権力の監視者」であることをやめてしまったのかもしれない。

しかし、半面、_新しい媒体として_、今ネットがある。これは、大きな力となる事であろう。やがて、大手のマスコミを力を凌ぐものになる、可能性がある。

それだけに、このネットを上手に育てていく必要がある。これからの課題であろう

4) まだまだ、日本には希望がある、

「1歳の女児を抱きかかえて」 デモ行進をしていたという、若い女性のはなしがいい。女性(32)は、こう言った。

「今まで国のことや政治には関心がなかったが、集団的自衛権の行使容認には考えさせられた」
「子供が大きくなった時、戦争に参加しなければならない国にはなってほしくない」

これは、立派な教育である。素晴らしい、生きた教育になっている。私は、この若い女性の話を聞いて、日本の未来が、どうしようもない、絶望の危機にあるとは、思わなくなった。

まだまだ、日本には希望がある、と思った。私も、私なりに、今できることを実行していきたい。未来の子供たちのために。未来の日本のために。未来の人類のために。

 (2014/8/1)