2014年7月5日土曜日

出光興産、ノルウェー領バレンツ海の探鉱鉱区で石油や天然ガスの試掘に成功したと発表。

ここでも日本の技術が活かされていた。
今後も、こういう方面での、日本の活躍を期待したい。


1) 産経ニュースが伝えた

『出光興産は4日、ノルウェー領バレンツ海の探鉱鉱区で石油や天然ガスの試掘に成功したと発表した。油の集積を確認し、試験の結果、油は1日当たり最大約2千バレル、ガスは同約9200立方メートル産出できたという。
 油の可採埋蔵量は推定2千万~5千万バレル。出光は20%の権益を保有している。今後商業生産に向けて埋蔵量の確認調査などを進める』
(産経ニュース 7/4)
ノルウェー領バレンツ海の場所を、以下の地図に示します。


  (ピンク色の所が、出光興産保有鉱区)
https://www.google.co.jp/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&docid=4on4HODn6roRyM&tbnid=exGuqhirYyivOM:&ved=0CAQQjB0&url=http%3A%2F%2Fsekiyunokatachi.seesaa.net%2Farticle%2F374359729.html&ei=OP23U__YJYrs8AXwr4GIBg&bvm=bv.70138588,d.dGc&psig=AFQjCNEVO-A3iNh23rbIZ5jrDmd16UQ5-g&ust=1404653239003698


技術立国の面目躍如ではないか。
安倍政権が決定した、集団的自衛権の行使の容認の閣議決定で、日本中が揺れる中、朗報である。

このニュースを素直に喜びたい。
産経ニュースの労を多としたい。

2) シェールオイル(根源鉱)の掘削技術を保有するもの(国)が、資源国

かねてより、中部大学の武田教授は、「これからは、高度な掘削技術を保有する国こそが、資源保有国である」、と主張されている。

簡単に、掘れる鉱区は、もう限界が見えているからであろう。

このことは、このブログでも、「敵前逃亡にも等しい安倍首相の中東訪問。東電の汚染水問題はいいのか。」という、少し過激なタイトルで、記事にしたことがある。

いわゆる、「今まで石油」と言われていたものは、地中の奥深くに眠るシェールオイル(根源鉱)から、浮き出てきたものが、たまったものだ。

それが、もう先が見えてきた。
「石油が、40年でなくなる」、と常に言われ続けてきたのは、この石油の事である。

地中の奥深くに眠るシェールオイル(根源鉱)の掘削は、まだまだ、これからだ。
このシェールオイル(根源鉱)の掘削技術を保有するもの(国)が、資源国なのだ。

だから、これからは、掘削技術開発競争が、資源競争ということになる。

3) 国際貢献の道は、いくらでも存在する
 
国際貢献の道は、一つではない。
また、自国の憲法にまで違反して、行うべきことではない。

経済活動においては、「国の得意を活かす」、というのが、かって、英国の経済学者のリカードが、発見した理論である。

日本でも、今後は、「油田」が発見される可能性がない訳ではないが、国土の狭さは、如何ともしがたい。
やはり、技術で生きていくより他に、道はないであろう。

この道は、多くの汗を必要とする事であろうが、「前途ある若者の、血を流すこと」までは、必要としない。

この道を行くべきである。

  ≪参考サイトの案内≫

* 財形新聞の2013年9月9日にも、同様の記事あり。
http://www.zaikei.co.jp/article/20130909/150426.html

* 同じく、2014年5月2日

「三菱商事、カナダでLNGプラントの合弁 シェールガス輸出目指す」の記事
http://www.zaikei.co.jp/article/20140502/191534.html

* 同じく、2014年5月21日
 
「住友商事、イギリス沖合の鉱区で石油を新たに発見」の記事あり
http://www.zaikei.co.jp/article/20140521/194756.html

(2014/7/5)