2014年7月16日水曜日

安倍=片山(虎)論争:衆参両院の予算委員会で、集団的自衛権をめぐる国会論戦。

正論である。
この声に、謙虚に耳を傾けるべきである。

1) 東京新聞に記事から_

衆参両院の予算委員会の、国会論戦の事である。







『すとんと胸に落ちないのはなぜだろう。集団的自衛権をめぐる国会論戦である。これまで「黒」だったものを「白」と言い張るのはやはり無理がある。独り善がりの議論はもう終わりにしてほしい。


 安倍内閣が「集団的自衛権の行使」を認める閣議決定をした後、初めての国会論戦が、衆参両院の予算委員会で行われた。

 二日間にわたる議論で浮き彫りになったのは、これまで政府自身が認めてこなかった集団的自衛権の行使を、憲法解釈を変えて認めることで生じる矛盾だ。

 その象徴が、たびたび例に挙がる中東・ホルムズ海峡での戦闘継続中の機雷の除去である。』(東京新聞 7/16)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014071602000165.html

これで、「すとん」と落ちるようであるなら、楽なものであろう。
たったの2日間の、国会での論戦である。

予想したよりも、白熱した議論にはなっている。
だから、これをモット継続すべきである。

2) 「国会をバカにした議論だ」
片山虎之助議員の「国会で、もっと徹底して議論すべき」、という発言は、当然だ。

まず、思うことは、本当に便利な時代になった、という事である。
もちろん、TVで、録画をするという方法はある。

さて、本題である。
片山氏は、穏やかに、安倍首相に、諭すように述べている。
年齢も、18年の開きがある。

丁寧に、言葉を選んで、静かに述べている。
しかも、正論である。

首相も、さすがに、答弁に、苦しんでいるように見える。

3) 官僚の書いたペーパーを読むだけの姿には、自信のなさが窺われる。

「手間を惜しんでいかんですよ」
「何故、2日間なんですか。国会で徹底的に議論しないのか」
「何故、こんなに急ぐのか」
「国会をバカにした議論だ」
「本来は、国会での議論が先にあってしかるべきだ」

どの発言も、納得のできるものである。
 
安倍首相の手法は、どう見ても、無理がある。
また、自信のなさが窺われる。

始終手元にある、ペーパーに目をやりながらの答弁だ。
官僚の書いたペーパーであることは、明瞭だ。

それも、それをまともに読む事も出来ていない。

また、防衛大臣の答弁も、たよりなさが目立つ。
堂々と、閣僚が書いたペーパーを読んでいる。

やはり、一度、ご破算にして、やり直すべきである。

(2014/7/16)