2014年7月24日木曜日

フクイチの今(11)東電。汚染水対策の、凍土壁工事。止水に、氷やドライアイスを利用する。

今頃、こんな記事が出てきた。
これでも、検討に検討を加えた、結果なのであろう。

凍結が出来ないので、氷やドライアイスを利用するのだという。
まあ、これでも、止水が出来れば、OKなのだろう。


福島民報が報じた。

『東京電力福島第一原発の汚染水対策としてタービン建屋とトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)の接続部を凍結し止水する計画が難航している問題で、東電はドライアイスを投入し凍結を促進させる。

23日、東京都内で開かれた原子力規制委員会の特定原子力施設監視・評価検討会で示した。24日から2号機タービン建屋とトレンチの接続部に試験投入を開始する。凍結管も増設し、止水を目指す。



東電は24日から26日までの3日間、氷約2トンとドライアイス約1トンを観測用の穴から試験的に投入する。月末からは投入量を増やし、1日に氷約5~10トン、ドライアイス約1トンを入れ水温低下させることで止水を完了させる。
 
 接続部には、凍結管を現在の19本から23本に増やし、管の間隔を狭めて隙間なく凍らせるようにする。外側に冷熱が逃げないよう、接続部外側にも4本程度の凍結管を設置して冷却能力を強化する。
 
 凍結だけで止水できない時のための対策も準備する。接続部の流れを止める袋を設置するほか、グラウト材と呼ばれるセメントを注入し隙間を埋める。東電はこれらの計画の費用について「業者との契約があり、示せない」としている。 』(福島民報 7/24)
http://www.minpo.jp/news/detail/2014072417034
これが、かっては、「世界的大企業」と言われた東電の
やる事とは思えない。
それでも、止水ができればいいのだろう。

「なりふり」を構ってはおられない、という所だろう。
怒りより、哀れさを先に立つ。
 
もう、今の東電には、期待する事は、何もないで、
1日も早く、退場してもらいたいだけである。

後は、政府が責任を持って、処理してもらいたい。
それ以外に手段はなかろう。

情報隠し。
人々が忘れたころに、依然の問題を発表する。
数値のごまかし。
ミスの、発表を小出しする事。

どれをとっても、許されない事ばかりである。
特定秘密保護法が施行されないうちに、目途を建てて、
もらいたい。

それとも、このまま、特定秘密保護法が施行されるまで、
ごまかし、ごまかし、やっていくのかな。

規制委も、「グル」のようだし、今のままでは、処置なしだ。

≪関連サイト案内≫

* ”氷の壁」、いまだ凍らず…1日10トンの氷投入へ 福島第1原発”=産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140723/dst14072322310010-n1.htm

(2014/7/24)