2014年7月18日金曜日

ロシアのプーチン大統領が、政府軍と親ロシア派勢力に停戦を呼びかけ。

予想して通りになってきている。
情報が錯そうする中での、非難の応酬になりつつある。


1) ロイターの記事より_
 ロシアプーチン大統領は18日、ウクライナ東部で戦闘を続けるウクライナ政府軍と親ロシア派勢力の双方に停戦を呼びかけた。
「対立する当事者間の直接対話を可及的速やかに実現する必要がある。全ての当事者は迅速に戦闘を止め、和平交渉を開始するべきだ」と述べた。


『「ウクライナ東部で起きていることをわれわれは強い懸念と悲しみを感じながら見守っている。これは惨事だ」と語った。』(ロイター 7/18)http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0FN1K420140718

2) 「悲劇」を通り越して「喜劇」ではないか。

そんな中で、ようやく、プーチン大統領が、冷静な対処を呼びかけた。この度のウクライナでの内戦が、いかなる事情の下に置きたものであるにせよ、_詳しい事は知らないが、このプーチン大統領の、この呼びかけに、_双方が応じることが、大事ではないかと思う。

色々と複雑な事情は、それそれにあると思う。だが、もうこれ以上も互いに血を流しあう根は、やめるべき時ではないのか。

これ以上、血を流しあっても、何の解決にはならないのではないか。
それに、もし、この内戦が、_「他の第三者が起こしたことであって」、それに乗せられて、_その第三者の手のひらの中で、踊っているという事であれば、「悲劇」を通り越して「喜劇」ではないか。

3) 米国が、変わらないことには、納まらない

今、世界中で、内戦の嵐が起こり、それが、いつまで経ってもやまない。
ソ連が崩壊した時に、「もろ手を挙げて、賛成する」と大喜びをした、どこかの国の政党の党首がいた。

今の、心境は、いかなるものであろうか。
それとも、もう、すでに、今日の状況を、「雲の上」から眺めている状態か。

この世界が、混とんとしてきているのは、ソ連が崩壊し、「抑え石」をうしなった結果であろう。米国とソ連とが、曲がりなりにも、バランスを保つ事で、何とか、「世界の平和」が保たれて来た。

それが、ソ連の崩壊とともに、「世界の平和」も、崩壊した。その後を一手に引き受けたのが、米国だ。
ところが、この、米国に問題があった。

米国には、始終、「トラウマ」がついて回っている。
かって母国である、英国と戦って、独立をしたという「トラウマ」である。

その後、米国は、「戦争に継ぐ、戦争をして」、国の基礎を築いてきた。
そんな国家が、世界中で唯一の「憲兵」となってしまった。

ここに、悲劇がある。
悲劇の根本がある。

だから、米国が、変わらないことには、この悲劇は_むしろ、喜劇と呼ぶべきか_なくなりはしないであろう。
果たして、米国は、変わることが、出来るのであろうか。

≪関連サイト案内≫
* ”ロシア大統領、マレーシア機墜落で公正な調査求める”=ロイター 7/18
 http://jp.reuters.com/article/jpRussia/idJPKBN0FN0TH20140718

* ”地対空ミサイルがマレーシア機撃墜、親ロ派発射の疑い=米当局者”=ロイター
 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0FM36820140718/

(2014/7/18)