2014年7月22日火曜日

毎日新聞よ。ガザでの多くの「市民の死」と、小保方氏をたたく事と、どちらが重要か。

イスラエルによる攻撃で、ガザでは、多くの子供や女性が、無残にも、傷つけられ、殺されている。
このような時期に、毎日新聞が、朝刊の第一面に掲載した記事である。



武田邦彦教授のブログで知りました。
毎日新聞の7月21の、朝刊のトップ記事なのだそうです。

このに貼り付けた記事と、朝刊の記事とは、違うのかも知れない。

記録として、全文を掲載、投稿する。
詳しい論評は、新聞記事を読んだ後に、投稿する予定。

web上での記事の全文_


『英科学誌ネイチャーのSTAP細胞論文(今月3日号で撤回)に掲載された万能性を示すグラフが、著者らが過去に投稿したほぼ同じ内容の論文のグラフの一部データを除いた形になっていたことが分かった。
過去の論文のグラフから消えていたのは、万能性が落ちたように見えるデータ。著者たちが不都合なデータを意図的に削除した可能性もある。専門家は「科学的な判断を誤った方向へ導く恐れがある」と指摘する。
 ◇過去審査で指摘
 毎日新聞が入手した過去の投稿論文と審査(査読)に関する資料を分析した。小保方(おぼかた)晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーら多くの著者が所属する理化学研究所は、掲載論文の再調査を検討しており、データの扱い方が適切だったか調べる必要性も浮上しそうだ。
 問題のグラフは、弱酸性の溶液にマウスの細胞を浸し、細胞内で万能性に関わる複数の遺伝子の働きが変化する様子を示す。一般に、これらの遺伝子が従来知られる万能細胞「ES細胞(胚性幹細胞)」レベルに高まることが万能性の一つの証明となる。掲載された論文は、7日目までの遺伝子の働きが高まるデータを示した。
 一方、著者らが2012年4月以降に米科学誌セルなどに投稿した論文は、7日目までの同じグラフに加え、10日目、14日目のデータも掲載。しかし、10日目以降のグラフは遺伝子の働きが落ちていた。これについて、過去の投稿時の複数の査読者が「なぜ働きが弱まるのか」と指摘。「細胞が万能性を失ったか、別の細胞に変化した可能性などを示すグラフだが、著者は注意を払っていない」など批判的なコメントもあった。
 実験で得られたデータを論文に掲載しないことは、データの改ざんなどとは異なり、不正とはいえない。しかし、万能細胞に詳しい中辻憲夫・京都大教授は「万能性遺伝子の働きが弱まったとすると、一時的で不完全な初期化だったなどの解釈もできた。このデータの有無によって論文の結論への判断が変わった可能性があり、データの扱いとしては不適切だ」と話す。
 掲載論文の執筆にあたった理研発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹・副センター長は取材に「過去の査読内容は読んでいない」と答えた。小保方氏は、代理人を通じた問い合わせに回答しなかった。【須田桃子、八田浩輔】』(毎日新聞 7/21)

署名が、須田桃子、八田浩輔となっており、文責が誰なのか、不明の記事になっています。

小保方氏をずっと追いかけているのは、須田桃子記者ですから、多分このきじは、須田桃子記者が書いた者でしょう。

須田桃子記者が、 批判を逃れるために連名にした、と思います。
余り、褒められたやり方ではないでしょう。

このようなやり方をする記者や、毎日のやり方は、大手のマスコミとしては、不公正であり、不見識と言わざるを得ません。
冒頭にも、少し書いたように、ガザでは、多くの尊い命が、理不尽にも、奪われ続けている。
そんな時に、書くべき内容の記事か。

それとも、毎日新聞は、ガザの現状に、「目をつむりたい」ために、こんな記事を、第一面に持って起きたのか。

何度も繰り返すが、日本の大新聞としての、見識を疑う。
こういう見識であれば、それは、三流紙以下である。

人の命が理不尽に奪われている事と、小さな個人を「たたく」ことと、どちらが重要な事なのか、区別のつかないほどの、新聞社であったのか。
あきれるほかはない。

         *     *     *

下に、武田教授の解説の動画を貼り付けます。

武田教授が、動画を削除され、新たに見解を述べておられます。従って、この動画は、削除致します。武田教授の新たに見解については、武田教授のブログのサイトを、ここに貼り付けておきます。動画にアップがあり次第、また、動画も貼り付けます。7/23 13:24)
http://takedanet.com/2014/07/1_0076.html

武田邦彦教授の動画(音声のみ)がアップされましたので、貼り付けます。 2014/7/23 23:16)

(2014/7/22)