2014年7月25日金曜日

「上海福喜食品」の、期限切れ肉問題。中国内に衝撃を与える。その波紋は、・・・

かなり、事情が、呑み込めてきた。
予想通りであった。


1) 朝日DIGITAL が報じた記事より_

「上海福喜食品の、期限切れ肉を使っていた問題は、中国の国内でも、衝撃を与えたようである。

『中国の食品会社「上海福喜食品」が期限切れ肉を使っていた問題は、中国でも衝撃をもって受け止められている。消費者から信頼されていた外資系企業が引き起こしたためだ。背景には外資系が「たたかれやすい」中国の事情もある。

 上海福喜は、米国の食品卸売り大手OSIグループ企業だ。中国の有名な外資系ファストフードチェーンのほとんどが取引をしていたため、影響はさらに広がっている。
23日夜から24日にかけては、中国のケンタッキー・フライド・チキンとピザハットを運営する米ヤム・ブランズが、中国でOSIグループとの取引を全てやめると発表。
マクドナルドも上海福喜との取引を打ち切る代わりにOSIグループの別の会社から供給を受けると明らかにした。
 国営新華社通信(電子版)によると、香港政府は24日、上海福喜の製品の輸入を禁止すると発表した。

 食品業者による不正が後を絶たない中国では国産品への信頼が低い一方、外資系企業は「国際基準で厳格に管理されている」と比較的信頼されていた。
 それだけに米資本の上海福喜で起きた今回の事件の衝撃は大きい。共産党機関紙「人民日報」は24日の記事で、「外国企業はなぜ中国へ来ると変質してしまうのか」と問いかけた。

中国料理協会の辺疆副会長は「有名ブランドでも問題が起きたことで、より厳しい措置が必要なことが露呈した」と話す。』
(朝日DIGITAL 7/25)

2) 波紋は大きい

波紋は大きいようだ。
問題の根本には、中国の食材を使用したことにある、ように思える。

もし、現地の食材を使わずに、米国や、他の国々の食材を使用していれば、問題は起きなかったであろう。

「安い、悪かろう」の見本のような出来事である。
もっとも、こんなことは、言えない面もある。

投稿者も、同じく、中国産の野菜_冷凍野菜であるが_を毎日と言っていいほど、食べているからである。ただし、必ず、一度、沸かしてから、使う。そして、湯を捨て、新たな水で、炊き直す。

こうすれば、少しは安心する。

もっとも、本音を言えば、もう、半分、諦めている。それほどに、先が長くないことでも、あるから。初めから、覚悟を決めて、使っている。だから、別に、驚きはしない。農薬漬けであることは、分っていることだ。

3) 大手のマスコミ各社の紙面は、この事で、溢れている

これでしばらく、この話題で、沸騰することであろう。_政府の悪口ばかり言うようだが_これで、しばらく、話題がそれる。好都合であろう。

大手のマスコミ各社の紙面には、

*日本の国内でも、早速、動きがあったようだ。
*ファミマ、中国製ナゲット購入者に返金応じる。


*期限切れ鶏肉、消費者に困惑広がる「信じられない」「なぜ流通」*中国製ナゲット販売中止 マック・ファミマ1万店余。

*独自検査で工場の不正は見抜けず マクドナルドとファミマ。

というような見出しの記事が、出ている。

当然と言えば当然であるが、少し釈然としないものがある。
どうしても、日本国内での、放射能汚染の食材の事に、「思い」が行くからである。

マスコミは、この事については、詳細を記事にせず、「基準値内であるので安全である」「風評被害」「政府が管理」などの言葉を使って、「誤魔化している」

問題の根本に迫る記事を、書こうとは、しない。
反対の、外に国の_食に関する_出来事は、詳しく報じる。

だから、いつも、疑問に思う。
マスコミは、本当に、国民の味方であるのか、と。

(2014/7/25)