2014年7月23日水曜日

小泉進次郎氏が「福島第2原発は、廃炉」と明言。県内中の原発も廃炉と説明。

福島第2原発
まっとうな見解である。
福島の復興政務官言明である。
是非、「廃炉」実現に向けて努力して頂きたい。


1) 朝日DIGITAL伝えた記事より。

小泉進次郎氏が、福島第2原発は、廃炉しかない、と語った。

小泉進次郎復興政務官は23日、都内で記者団に、10月26日投開票の福島県知事選について「福島第二原発をどうするかは争点ではない。廃炉以外のことを言えるとは到底思えない」と語った。

安倍政権自民党本部に、福島県内のすべての原発を廃炉にする方針を表明するべきだと訴えた。

自民党福島県連は13年の参院の県版公約で、県内の全原発廃炉を掲げた。福島県議会も全会一致で全原発の廃炉を決議した。

しかし、再稼働を進める安倍晋三首相は県版公約を「要望のようなもの」と位置づけ、第二原発の廃炉は「事業者が判断を行う」と自らの判断を避けている。

小泉氏は「自民党の県連はそうやって(全原発廃炉で)戦ってきている。私もそう訴えてきた。その思いは変わらない」と強調した。』(朝日DIGITAL 7/23)
 http://www.asahi.com/articles/ASG7R52CBG7RUTFK00D.html


当然の判断でもある。
また、あれだけ、民主党の公約破りを攻撃した、自民党であれば、自民党の公約を守るのは、当然であろう。
言い訳は、見苦しい。
2) これで、一国の総理大臣かと疑わざるを得ない
それを、公約を、「あれは、要望の様なもの」とは、一体どういうつもりか。昨今の安倍首相の言葉は、誤魔化しや、言い逃ればかりが目立つ。
これで本当に、一国の総理大臣かと疑わざるを得ない。「最高権力者」であるから、何をしても、何を言っても許される、と勘違いしているとしたら、それこそ、大きな誤りである。
しかも、自分こそが、 「最高権力者」であると言っておきながら、肝心な時になると、「事業者が判断を行う」と、廃炉の判断する責任を放棄する、とは。まったくもって、「最高権力者」であると、言い切った首相は、何処へ行ってしまったのか。
それに、東電は、もう、今や「国営企業」であろう。廃炉費用も出せないであろうし、原発事故に伴う、裁判の賠償金の支払いも、出来ないであろう。
いわば、自分では判断できない、禁治産者である。そのような東電に「げたを預ける」など、あってはならないことである。
「福島県議会も全会一致で全原発の廃炉を決議」したという。地元が廃炉にせよ、と言っているのである。
小泉氏が言うように、福島第2原発を含めて、すべて廃炉にすべきだ。安倍首相が、現在進めている再稼働へ動きも、凍結すべきである。
3) 世界で貢献したいと思のなら、再稼働は止めるべき
多くの識者も指摘するように、再稼働して、また、放射性廃棄物を出し続けて、解決する見込みはあるのか。処分場の確保は、出来ているのか。まだ、その予定もたっていないのではないか。
東電の事故では、_たまたま、風の流れが、「良くて」_飛び散った放射性物質は、多くが海へ流れたが、今度もそうなるとは、誰も保証できない。
海に流れた放射性物質が、どうなるのかも、誰も分らない。安倍首相は、自分の願望として_このように受け取るしかない_「福島は安全である、水も汚染されていない」と、世界に向けて、オリンピックのプレゼンの際に、言明した。
が、そんなことは「神」でもなければ、分らないことだ。
安倍首相が、世界で貢献したいと思のなら、小泉氏が言うように行動し、また、現在日本にある原発を、すべて廃炉にするように、努力すべきである。
それこそが、真の世界貢献をする道である、と思う。
(2014/7/23)