2014年7月29日火曜日

前もって、凶器を準備。これでも、未熟な子どもの犯行と言えるのか。

とても、未熟な子どもの犯行とは思えない。
背筋が凍る。


1) 47ニュース が伝えた記事より_

逮捕された女子生徒(16)が、1週間も前から、計画をねっていたことが「判明」_報道から得た情報によっているので_カッコに閉じておきました。

「長崎県佐世保市の高校1年松尾愛和さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された女子生徒(16)が「殺すために自分の部屋に2人で行った」と供述していることが29日、捜査関係者への取材で分かった。

 県警によると、2人は約1週間前から遊ぶ約束をしていた。遺体のそばからハンマーやのこぎりが押収され、女子生徒が「自分で買った」と供述していることも既に判明。

県警は、女子生徒が周到に事前準備の上で松尾さんを自室に招き入れた、計画的な事件の可能性が高いとみて捜査している。また、女子生徒が松尾さんを狙った理由についても調べている。」(47ニュース 7/29)
http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014072901000977.html

もっとすごい事を書いている新聞があるが、痛ましくて、とても、記事にする気には、なれない。関心のある方は、そちらもどうぞ。河北新聞が伝えています。

2) 「間違いなく」、目的意識的行動といえよう

この「供述」通りであるとすれば、_殺すために自分の部屋に2人で行った_間違いなく、目的意識的行動と言える。「未熟」なこどもに出来ることでない。

いわゆる「確信犯」である。これを、「精神が錯乱していた結果である」と言うのであろうか。_裁判に成ったら、弁護士が、こう言いそうだ_だから、言うのであるが。

「凶器を、前もって、準備していた」という事でもあるから、「明確な殺意」も実証可能だ。やはり、刑事事件として、裁くべきであろうと考える。もちろん、そうしたところで、今後の抑止名は、繋がらないであろう。繋がる、とは言い切れない。

だが、被害者感情を考慮すれば、そうする以外にはなかろう。もし、そうでなかったら、憎しみの連鎖を産むことになろう。

3) 今の日本の社会が、急性アノミー化していることから起こったこと

この事件は、今の日本の社会が、急性アノミー化していることから起こったことであり、_個人を罰しても_、同様の事が起きる可能性を、消し去ることは出来ないであろう。そう、思う。これは、個人の内面の問題ではないからだ。

だが、一方で、被害者が降り、その親御さんの存在がある。この事を看過することは出来ない。もし、日本の社会が、急性アノミー化しているのが本当だとしても、実際に、実行に移したのは、この少女だけだ。_今のところは・・・。

だから、この少女の、個人的な責任は、追及されなければならない。もし、そうでなけば、増々、世の中のモラルは、崩壊へと向かい、収集がつかなくなることであろう。くり返すが、これを、少女一人の責任にして_いわば、生贄にして_解決を計るべきではない、とは思う。

4) 従来通りの扱いをすると、とんでもない事になる

だが、社会の秩序は、法律をもって、保たれている。もし、この事件も、従来通り、「少年法」の適用を持って裁くのであれば、その社会的影響は、大きいであろう。増々、彼らは、「つけあがる」ことであろう。社会を甘く見る事であろう。

未成年だから、許される、と勘違いをすることであろう。ますます、未成年であるという「特権」_大人としての人権でなく_を、振りかざすことであろう。それは、彼らにとっても、決して、未来を保証する事には、繋がらない事であろう。

この事件を、特異な少女が、特異な状況ンもとで起こした事件であるということで、従来通りの扱いをすると、とんでもない事になると思う。

(2014/7/29)