もう4半世紀前の事になるので、忘れてしまったのであろうか。
導入が決まった時は、そんな話ではなかったはずである。
消費税の事である。
1) 東京新聞の記事から。
病院に入院した時の食費の自己負担額を引き上げるという、話。
導入が決まった時は、そんな話ではなかったはずである。
消費税の事である。
1) 東京新聞の記事から。
病院に入院した時の食費の自己負担額を引き上げるという、話。
『厚生労働省は二日、公的医療保険の制度改革に関し、一般病床などに入院する患者が医療機関に支払う一食当たりの食費の自己負担額を、原則二百六十円から、倍近くの四百六十円に引き上げる案を固めた。
医療保険財政を改善させるのが狙い。また在宅医療の普及を図る上で、食費を全額自費で賄っている在宅患者との公平性を保つため、応分の負担を求める。七日の社会保障審議会医療保険部会に方針を示し、早ければ二〇一五年度中の実施を目指す』(東京新聞 7/3)
2) そもそもの導入の理由は何であったのか。
消費税が、5%から、8%にひき上げられたのが、今年の4月からであった。
ところで、その消費税であるが、そもそもの導入の理由は何であったのか。
消費税が、導入されたのは、1989年4月1日である。「10年ひと昔」と言うから、もう「ふた昔」以上も、前に事になる。忘れて、当然かもしれない。
消費税は、何故導入されたか。
何故、国民が納得したか。
それは、福祉に使われる、という約束があったからだ。
国民も、マスコミも、まるで、それがなかったかのように言う。
政府はもちろん、「忘れたふり」をしている。
というより、初めから、福祉に使うつもりなど、なかったのであろう。
次の動画を見て頂きたい。真偽のほどは、各自で判断して頂きたい。
(消費税を導入した竹下総理の話 youtube)
竹下氏の思いがどうであれ、政府の説明は、「社会保障に使う」ということであった。
それならば、ということで国民も了解した。
だからこそ、無理と言われた、消費税が導入できた。
「消費税」と言う言葉を使っただけで、どれがけの政権が倒れてきたことか。
それを考えただけでも、消費税が導入が、いかに困難なものだったか、が分かる。
国民を納得させることが、難しいかが分かる。
それが導入できた。
3) 消費税は、本来の目的沿って使うべきである
もう忘れ去られようとしているようなので、何度でも繰り返し、強調する。
消費税が導入は、ひとえに、「社会保障に使う」という約束があったからだ。
それを忘れて、政府が好き勝手につくから、食費の自己負担額を引き上げるというようなことをしなくてはならないのだ。
政府の失態である。
それを国民に被せるなど、持っても他である。
「食費の自己負担額を引き上げる」というような案は、直ちに撤回すべきである。
安倍首相は、口を開けば、「国民の命と暮らしを守る」と言う。これで、本当に「国民の命と暮らしを守る」ことになるのか。
「食費の自己負担額を引き上げる」というような案は、国民に負担を強いるばかりではないか。
これではとても、「国民の命と暮らしを守る」責任を果たしているとは言えまい。
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(2014/7/3)