2014年7月3日木曜日

「プロセスカット」された部分を知る事の重要性について。

梅雨らしからぬ毎日が続いています。
元々、台風もあまり来ることもなく、洪水などもめったにない土地柄です。

生れた所は、弁当を忘れても、傘を忘れるな、と言われるぐらいに、よく雨が降る土地でした。


そのことを思うと、まるで天国のような所です。



散歩で見かける田んぼも、田植えが終わり、青々とした稲が育ちつつあります。台風や洪水は困りますが、今は、水が必要な時です。

トマト、キュウリ、ナス、スイカなどの野菜も、順調に育っています。
もうすぐ、新鮮な露地物の野菜が、食べられるようになります。

近くで育てられた新鮮な野菜を食べられることほど、安心な事はありません。
無農薬という訳ではないでしょうが、なんとなく、安心してしまいます。

特に、最近は、形のよくない野菜でも、スーパーが売り出すようになっているので、余計にそう感じます。農村で育った投稿者にとっては、形のよくない野菜が、自然なのです。

虫が食っていたり、多少は、傷んだりしていても、何も気になりません。
むしろ、安心します。
調理する時にそこの部分を、取り除けばいいだけです。



ところが、実際に畑で育てられている野菜を見た事がない人々にとっては、形が整っていて、傷が一つもなく、きれいな野菜が当然である、と言う錯覚があるように思えます。

工場でお菓子の製品を作るように、野菜が出来ると思っているからでしょう。
その工場においてさえ、かたちを整えるのには、どれほどの苦労を必要とするか。

およそ、実際に経験してみないことには、分らないことでしょう。鉄やアルミやガラスなどなら、自由に形が出来、同じものを大量に生産することが出来るでしょう。

でも、野菜はそうはいかないのです。
なにも、農家の苦労まで知る必要はない、とは思いますが、野菜とはどういうものであるか、ぐらいは、知るべきでしょう。

大都会なら、いざ知らず、身近に野菜を見る事が出来るはずです。その意味では、食育と言うことは、栄養面や調理の仕方や、食事のマナーなどを教えるだけでは不十分であると、思います。(もっとも、どのようなことが実際に教えれれているのかは、知らないのですで、想像で言うことなのですが)



自動販売機で言えば、お金を入れる。すると、たばこやジュースなどが出てくる。でも、その途中は解らない。

この途中を省くことを、プロセスカット、と言うそうです。
今の世の中には、このプロセスカットが多すぎるように思います。

それが、多くの問題を引き起こす原因になっているのではないでしょうか。
ですから、このカットされた部分について、少しでも知ることが、問題の解決の早道であるように思います。

このブログの投稿者が、野菜や果物の写真を多く投稿するのは、野菜の花、果物の成長していく姿を、少しでも知って頂きたい、と思うからです。

そのことで、プロセスカットされた部分を知って頂きたいと思うからです。小さな子供さんやお孫さんをお持ちの方は、是非、写真を見せてあげて頂きたいと思います。

(口幅ったい事を言うようですが)そうすれば、共通の話題にもなる事と思います。

≪参考書≫
プロセスカット、について。詳しくお知りになりたい方のために。

『糸川英夫の人類生存の大法則』 糸川英夫著 徳間書店 1995年刊
をお勧めします。

(2014/7/3)