2014年6月26日木曜日

フクイチの今(8)速報・・・東電の凍土壁工事の今。着工から三週間で赤信号。

先ごろ始まったばかりの工事が、もう暗礁に乗り上げている。
東電の凍土遮水壁のことである。


こんなことは、最初から分かっていたはずである。
改めて、この工事計画の杜撰さが、露呈した格好だ。

東京新聞が、今日伝えた。

『東京電力福島第一原発の汚染水対策の柱として、政府が三百二十億円の税金を投じる凍土遮水壁に、着工から三週間で黄信号がともっている。

海側の建設ルート上を地下トンネルが横切っており、中の高濃度汚染水を抜かないと凍土壁は造れない。その水抜き工事が難航しているからだ。 (小倉貞俊)


問題のトンネルは、2号機タービン建屋から海側の取水口付近に延びる。二〇一一年の事故発生当初、大量の汚染水が海に漏れたルートだ。近くのトンネルと合わせると、今なお一万トンを超える汚染水がたまっている。』(東京新聞 6/26)

  凍土壁工事の計画


         (図は、東京新聞の記事より、使わせて頂いた)

予定されている、工事の順序。

 建屋からトンネルへの水の流れを遮断する。
            
② トンネル内の汚染水を抜く。 
            
③ セメントを充填(じゅうてん)する。
            ↓
④ トンネルごと地中に穴を開け、凍土壁用の凍結管を入れる。

 進捗状況と、問題点

まず、が、出来ていない。
現在、ここで、工事が、ストップ中。

上の図で、「止水が難航」と書かれている部分のこと。
ここに、事前に凍土壁を作り、地下トンネルへ、汚染水が行くのを止める。

次に、②の工事。
凍土壁工事中」と示されている所が、大問題。 
まだ、これは、未着工。

このトンネルの幅は、4mもあるため、ここだけ避けることも出来ない。
ここにも、凍結管を通す必要がある。

そのためには、現在トンネル内に残っている、汚染水を抜く必要がある。
だが、①が完全でないと、④の時、汚染水が、流れ出す。

①は、すでに工事が終わり、凍結するのを待っている状態であるが、現在、ほとんど凍結が、始まっていない。

だから、次の段階の②の工事に進めていない。

 1号機、3号機、4号機も、同じことではないか

この記事は、そこまでは伝えてないなが、1号機、3号機、4号機のトンネルの状態も、同様ではないか、と思われる。

出だしから、つまずくようでは、前途は、多難であろう。

これでは、到底、今年度に完成は、出来ないであろう。
それどころか、工事を断念するようなことになるかもしれない。

この工事は、初めから、疑問視されていた。
それが現実になった、ようである。

(2014/6/26)