2014年6月14日土曜日

ショート時評:蛍は、市民の生活や安全を犠牲にする「市条例」を制定してまで、守るべきか。

蛍の季節になった。
山奥の農村で育った私には、蛍がいる、のは当たり前であった。
都会に出てきてからは、ほとんど蛍を目にしなくなった。


京都新聞に、以下のような記事が掲載された。

京都市中心部で、初夏の風物詩・ホタルの姿が消えつつある。護岸工事や都市開発が原因で、その数が急速に減少しているらしい。大都市では珍しい野生のホタルの生息地を守ろうと、環境悪化を懸念する市内の複数の市民グループが「ホタル保護条例」の制定を目指して署名運動を始めた』
(京都新聞 6/14 07:15)
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20140614k0000m040131000c.html
京都に「哲学に道」という所がある。
哲学者の西田幾多郎が、この道をよく散歩に使っていたことから、命名された、のだという。

春の桜の季節に、一度、私も歩いたことがあるが、のんびりとするには、最適の場所である。

道のすぐそばを、幅2・3mの小川が、流れている。
今はどうか知らないが、その頃(40年ぐらい前)は、きれいであった。

蛍がいて、不思議ではない。
ところが、最近になって、その蛍が、減ってきている、のだという。

護岸工事や、街灯、自動販売機などが増えたこと、などが、その原因らしい。
「白川源流と疏水を美しくする会」という会が、蛍を守るために、巻貝やカワニナなどの捕獲禁止や、川べりの草刈の禁止などを盛り込んだ、「市条例の制定を目指さしている、と報じている。

最近は、世の中が、物騒になってきた。街灯が増えるのは、仕方のない事であろう。

自販機も、自販機天国の日本であってみれば、規制するのも難しかろう。

巻貝やカワニナなどの捕獲禁止をすれば、確かに蛍は増えるが、少年たちの楽しみを奪うことにもなろう。

あの位の小川は、子供の遊び場としては、最適なのである。

川べりの草仮に禁止も、ハエや蚊、などが発生することを防ぐためには、必要な事だ。歩いていても、寄ってくる小さな虫は、邪魔になる。

条例を作ってまで、守るべきことであろうか。
蛍が見たければ、しかるべき場所に行けばいいのではないか、と思う。