2014年6月24日火曜日

ショート時評:都議会でのセクハラヤジ。自民党の鈴木都議、謝罪。

混乱が収まらないのは、当然である。
これで、納まると思う方が、不思議だ。

都議会での、セクハラ「ヤジ」の事である。


『国内外に大きな波紋を広げた東京都議会でのヤジの問題で、自民党の鈴木章浩都議(51)は23日、「早く結婚した方がいいんじゃないか」という発言が自らのものだったと認め、謝罪した。だが、ヤジはほかにもあったとされ、混乱は収まりそうにない。

「早く名乗り出た方がいい」「迷惑している」。23日朝、鈴木都議は自宅前で朝日新聞記者の取材にこう答えていた』(朝日新聞 DIJITAL 6/24)

鈴木章浩都議は、最初には、ここまで大事になる、とは思ってもいなかった、ことであろう。
それが間違いのもと、である。

そういう意識こそが、引き起こした、と言える。

そして、都議会という、日本の自治体を「代表する」議会で、こういうヤジを飛ばしても、問題にされないであろう、と考えること自体、既に、議員の資格がない。

そのことを考えただけでも、即刻、議員を辞職すべき、と思う。
さすがに、辞職せよ、とまでは言い切れない。

都議議員であることの重みを考えるからである。
それだけに、責任は、重い、と言える。



youtubeの動画。「私ではない」と言う言葉を一転して、否定。
謝罪会見をした。
変身の瞬間映像。

 自分が、まいた種。「きれいに」刈り取る必要がある

ここで、男を持ち出すのは、筋違いとは思うが、「男らしくない」
まして、51歳をいう年齢を考えれば、尚の事である。

鈴木都議は、十分に、分別のできる世代である。
また、政歴を見ると、早々たる役職が、並んでいる。

これを見ると、重要な地位にいたことが解る。
だから、周りの若い議員の(いたかどうかは知らないが)手本となるべき存在のはずだ。

鈴木都議は、中小企業の社長でもある、という。
尚の事だ。

公私ともに、重要な地位にある、そのような鈴木都議のヤジである。
(繰り返しになるが)「このような、大事になるとは思ってもいなかった」で済まされる、とおもうことが、何よりも、問題である。

「早く結婚した方がいいんじゃないか」というようなヤジが、軽い気持ちでなされたこと自体が、問題なのである。

「人の内面にまで踏み込むこと」が、何よりも、政治にとっては、禁止事項であることが解っていない。

この事である。

こうなると、過去の言動が洗いざらい、表に出される。
心外であろうが、自分が、まいた種である。

「きれいに」刈り取る必要があろう。

まして、今日までの発言が、二転、三転していることを思えば、なおさらのことである。

(2014/6/24)