2014年6月16日月曜日

ショート時評:安全保障は、妄言、虚言、偽言を「吐く」政治家には任せられない

安倍首相、高村副総理、石破自民党幹事長の妄言、虚言、偽言(ぎげん)が止まらない。
昨日も、石破幹事長が、偽言を「吐いた」


安倍首相は、他国に対しての攻撃でも日本の存立を危うくするのなら、他国ではなく日本のために集団的自衛権を必要最小限行使する必要がある、と訴えている。何でもかんでもではない。権利であって義務ではない。やるかどうかは国会の判断に委ねられる。そんな権利を与えられたら日本は何をするかわからないという人がいるが、日本の民主主義はそんなやわではない。首相は誠心誠意、事例を示して説明している。私どもも何とか理解してもらうようにやっている』
(朝日新聞デジタル 6/15)

集団的自衛権を行使する、かどうかは、「国会の判断に委ね」られる
と言うが、本当か。

「私が、最高責任者であり、私が決める」と言ったのは、ほかならぬ、安倍首相である。

国会で、堂々と、述べ立てた。
「全て」の国民が、承知している事である。

それを、忘れたのか。
石破幹事長には、「都合の悪い」ことは、すぐに忘れる癖でもあるのか。

こんな、ごまかしが、国民に対して通用する、と思っているのか。
もし、そう思っているとしたら、大きな間違い、である。
首相の何処に、「誠心誠意」が感じられる。
石破幹事長にも、それを感じることは、出来ない。

国家の安全保障は、国の根幹。
ひいては、国民の生命と財産と幸福に関係する事である。
このような重要な事を、妄言、虚言、偽言を「吐く」ような政治家に任せる訳にはいかない。


集団的自衛権を行使する、かどうかは、国会の判断に委ね」られるというのであれば、「閣議決定」などと言わず、初めから、国会において議論すべきであった。
(2014/6/16)