2014年6月14日土曜日

ショート時評:国宝姫路城が、一部、姿をあらわした

国宝姫路城の工事が、最終段階になり、一部が、姿をあらわした、ようだ。
再び、あの雄姿が見られるようになったことは、素直に嬉しい。


『平成の大修理」が最終段階に入った世界文化遺産・国宝姫路城で13日、大天守を覆っていた素屋根(工事用建屋)が上部の撤去作業を終え、天守の1層から5層までがすべて姿を現した。JR姫路駅前からも、白鷺にたとえられる全容が一望できる。ほぼ3年半ぶりに、街の“顔”が帰ってきた。


大修理に伴い、大天守は2010年末ごろから素屋根で見えない状態・・』

(gooニュースから=神戸新聞よりの転載 6/14 06:50)
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20140614001.html

これで、姫路の夜の楽しみが、帰ってきた、と言えるだろう。
実際には、目にしたことがないのだが、想像しただけでも、その美しさは、十分に、理解できる。

一度、花見をした(昼の間に)が、「天守を見ながらの花見」とならずに、残念に思ったことがあった。

今、日本各地にどれぐらいのお城が、それも、模造品でないものが、残っているのかは、知らない。

姫路城は、その中でも、一級のお城だろう。
メンテナンスをする苦労は、並大抵のものではない、と思う。

また、職人さんも、高齢者が多くなって、後継者不足ではないか、と思われる。
このお城を守っていくためにも、伝統技術を絶やさないためにも、若い職人さんの育成が欠かせまい。 

このような所にこそ、行政の厚い、手当てが必要だ。
姫路城は、ひとり、姫路の宝であるだけでなく、日本の宝でも、あるのだから。

その昔は、山陰の山深い所に住むものにとっては、姫路に出る、というのは、お城を見る、事でもあった。(これは、私の想像)

それは、現在も、変わりがない、と思う。