2014年6月7日土曜日

フクイチの今(5)汚染水の海への流出・放出。放射性物質は、濃縮される

福島のガレキが、全国にばら撒かれたことなどにより、日本中が汚染され続けている。
食品も、安全性が、不安視されている。

もちろん、福島の東電の事故現場は、もっと悲惨な状況にある。
この事は、重要であり、目を背けることは、許されない。


また、目を塞いでも、そむけても、解決にはならない。
考えようとしないことで、「気は休まる」かもしれないが、それでは、事態を変えることが、出来ない。

 まわりが海の日本では、海の汚染は、特に、重要

特に、我々の生活に「直接に」関係しないと思えても、海の汚染は、特に、重要である。
海は、世界とつながっている、からである。

確かに、住民が住んでいる町の除染は、進んでいるかもしれない。
だが、森の除染は、不可能に近い。
つまりは、ここが、大きな汚染源になっている、と考えられる。

今までもそうであったように、これから梅雨に入り、台風の季節がやってくる。
汚染された雨水、地下水が、川に流れこみ、移動する。

それらは、やがて、海に流れ込む。
この海へ流れた汚染水は、どのような影響を与えるか。

また、汚染水に含まれる、放射性物質を取り除くことは、可能であろうか。

 ドイツの物理学者セバスチアン・プフルークバイルの説

例によって、ドイツの物理学者セバスチアン・プフルークバイルの説、を聞いてみよう。

『汚染水からセシウムを濾過することは可能だが、そのための装置はほとんど故障している。危険なストロンチウムの除去は、まったく不可能だ・・・・。

彼は科学界に対してストロンチウムの除去法を尋ねた。実際には世界のどこにもまだ科学的な解決策はないのだ。このような状況は、歴史的にも例がないからだ。


 水中の連鎖は、陸上のものに比べてはるかに複雑だ。陸上の連鎖は四から五段階程度でできている。一例を挙げよう: 原子力発電所の排気塔から放出される放射能、風雨、牧草地の草に降る雨、そしてその草を食べる牛。牛乳に含まれる放射性ヨウ素の濃度は、空中よりもやや高くなるだろう。水中ではこの連鎖はずっと長いものになる。時によっては、放射性物質の天文学的な濃縮数値が集積されるからだ。体で常に水を汲みとる貝なども、周囲の水の放射性濃度にくらべて放射性物質を一万倍も多く体内に蓄積してしまうことがある。

アメリカのマスコミが報じる、米国西海岸で発生する説明不明の現象は、頻繁になる一方だ(詳しくはこちら)。ヒトデの大量死、水揚げ量の激減、数百頭というウミガメの死(詳しくはこちら)。しかし、日本国内ではあまりこうしたニュースを読むことはできない。市民団体が放射線測定を怠らないので、確かに日本国内で流通している食品はなんとか基準値内に保たれているが、学校給食やレストランでどんな食品が使用されているのか、私は想像もしたくない。・・・


太平洋は何十年も汚染されつづけるだろう。放射能が海水によって薄められるとう原子力ロビーの主張はまったくバカげている』(Tomos und Entelchens Bliogより)
 http://vogelgarten.blogspot.jp/

博士は、危険なストロンチウムの除去は、まったく不可能」である、と述べる。
「歴史的にも例がなく、科学的な解決法はない」、という。

そして、水中では、時によっては、「放射性物質の天文学的な濃縮数値が集積」され、「連鎖は複雑であり、長いもの」になる、という。

博士は、アメリカの例を挙げる。
それは「ヒトデの大量死、水揚げ量の激減、数百頭というウミガメの死」など

しかも、これらの例は、日本では知ることが出来ない、という。
驚くべきこと、である。


学校給食や、レストランでの例も挙げる。本当だ。
この際、当分などと言わず、何十年かに渡って、学校給食は、取りやめにすることも、検討すべき、と思う。

そうすれば、家庭が、「食育」を取り戻す、機会になるであろう。
もう「戦後の混乱期」ではない。
家庭の負担が増えるであろうが、「我が子の命」と引き換えには、出来まい。

もっと言えば、食品製造会社は、大丈夫か。
これまでの例から考えれば、とても、安心だとは言えまい。

これも、深刻な例である。
お米は、安全か。野菜は、魚は・・・・。

いかにして、安全と決める。
誰が決める。政府か。

「政府が信用できない」のは、この東電の事故で、はっきりと、した。
これ以上の、証明は、必要なかろう。

 微量の放射性物質でも、食物連鎖で濃縮が起こり危険

食物連鎖については、次のような報告もある。

「米国のコロンビア川で、ある科学者が調べたデータ」のよると、「川に流れ出す微量の放射性物質を1とすると、プランクトンで2千倍ランクトンを食べる魚で1万5千倍魚を食べるアヒルの体内では4万に濃縮。そして川辺の水鳥の卵の黄身では100万倍もの濃縮が起きていた」、と報告されている。

想像を絶する、増加量である。
ある程度、線量が高くても、「基準値内であれば問題がない」、というのは、誤りである、ことが解る。

「量的にわずかであるから、問題がない」というのも、誤りである。
たとえ、海の水で「薄められた」としても、安全とは言えないことが解る。

当然だろう。
薄めたから、安全だからと言われても、青酸カリを含んだ、水道の水を飲むものはいない。

それだけでなく、この例によると、かえって、「濃さが、何十倍、何万倍にも強まる」、のだ。

これまでも、世界の原発施設で、基準値内であれば、汚染水が放出された。
米国などの核実験により、多くの放射性物質が、ばら撒かれた。

確かにそうであろう。
だからといって、日本がそのようにすることに、正当制がある、とは、とても言えまい。

まして、日本は、「二度と過ちは繰り返しません」と誓った国なのだから。

≪関連サイトの案内≫

食物連鎖](dot の記事より)
http://dot.asahi.com/wa/2012092600497.html

米国コロンビア川の放射性物質の生物濃縮(ジョー爺 さんのブログから、

図を転載させて頂きました)
http://ameblo.jp/dreamjoe/entry-11135939839.html