ここにきて、数字が、落ちてきている。
安倍内閣の指示率の事である。
第2次内閣発足以来、高支持率を続けてきた安倍内閣であったが、どうやらそれに、陰りがさし始めたようである。
安倍内閣の指示率の事である。
第2次内閣発足以来、高支持率を続けてきた安倍内閣であったが、どうやらそれに、陰りがさし始めたようである。
『朝日新聞社が21、22日に実施した全国世論調査(電話)によると、安倍内閣の支持率は43%で、前回5月調査の49%から低下、2012年12月の第2次内閣発足以来最低となった。不支持率は33%だった。一方、安倍首相がめざす集団的自衛権の行使容認をめぐる政権での議論が「十分だ」と答えた人は9%で、「十分ではない」の76%が大きく上回った。』(朝日新聞 DIGITAL 6/23)
* 集団的自衛権の行使の容認に、批判的であることの証左
今回の調査の特徴は、男女差が大きい事であるという。
「男性は支持50%、不支持31%だったのに対し、女性は36%対35%」という数字だ。
これは、集団的自衛権の行使の容認についての議論が、不十分だ、と答えた人の数字と、ほぼ一致する。
つまりは、安倍政権の集団的自衛権の行使の容認に、批判的であることの表れ、と見る事が出来るだろう。
年代別の統計は出されてはいないが、平均して、反対ではないか。
高齢者は、夫は関係なくとも、孫については無関心という訳にはいかないであろう。
若い世代は、夫や妻、恋人など、直接に関係する。
あるいは、兄弟もいる。
直接に戦闘に参加しなくとも、危険がない訳ではない。
この間の、パキスタンのようなことは、十分に考えられることだ。
まして、現在は、無人機がある。
何処から、いつテロ攻撃があるか、予想できない。
* 表面的な、「スマートさ」に惑わされることを、拒否する姿
また、この所の自民党の首脳部の、節操のない、迷走ぶりも、影響している事であろう。
二転、三転する、高村氏の言動は信用できない、と取られても、弁解の余地はない。
その高村氏と、安倍首相が、二人三脚で、集団的自衛権の行使の容認に、まい進している。
策を弄し、言葉を濁し、無理やりに、公明党との合意を目指している。
そこには、国民への目線が、ない。
細やかな、心配りもない。
強引さが、目立つだけである。
だから、デリケートである、日本の女性が、不安に駆られるのは、無理がない。
そこには、表面的な、「スマートさ」に惑わされることを、拒否する姿勢が見てとれる。
「スマートさ」の中に潜む、危険な要素を、女性特有の敏感さで、感じ取っているのではないか。
それが世論調査の数字に、出てきている。
それが世論調査の数字に、出てきている。
そう思える。
「世の男の男ども」は、好戦的な傾向がある。
それを抑えるのが、女性の役目であるとしたら、この世論調査が示す数字は、いい傾向である。
(2014/6/24)